2022年3月に包括連携協定を締結し、世界市場で通用する日本ワインと日本におけるワイン文化の醸成を目指した活動を続けている北海道余市町とリーデル・ジャパンは、リーデルがプロデュースする赤ワイン「ヨイチ・ノボリ・ツヴァイ2022」を発表した。
2024年春頃にリリースされ、「余市町ふるさと納税」の返礼品として、リーデル社のワイングラス「リーデル・スーパーレジェーロ“マシンメイド”ブルゴーニュ・グラン・クリュ」とのセットで登場し、11月23日(木)より予約を開始する。
リーデルがプロデュースした余市らしいワイン
9月12日(火)、「余市町×リーデル・ジャパン プロジェクト」の一環として、リーデルが初めてプロデュースしたワイン「ヨイチ・ノボリ・ツヴァイ2022」の発表会と、余市町産の食材を使った料理とワインのペアリング試食会が、リーデル青山本店にて開催された。
「ヨイチ・ノボリ・ツヴァイ2022」は、余市町内の果樹園「三氣の辺(みきのほとり)」で栽培したワイン用ブドウのピノ・ノワールとツヴァイゲルトレーベを使用し、余市町のカリスマワイナリー「ドメーヌ・タカヒコ」の曽我貴彦氏が醸造を手がけた。「ヨイチ・ノボリ」は、「三氣の辺」や「ドメーヌ・タカヒコ」がある余市町登地区を意味する。
発表会で曽我氏は、「ピノ・ノワール、ツヴァイゲルトレーベをそれぞれ全房発酵・野性酵母で醸造し1樽ずつ熟成。50%対50%の比率でブレンドしました。ツヴァイゲルトレーベを全房発酵で醸造するのは珍しいと思うが、余市のワインらしい滑らかで旨味のある赤ワインに仕上がりました」と説明した。
余市町の食とワインのペアリング
また、続けて行われた「余市のワインと余市食材のペアリング試食会」では、ミシュランスターシェフの「Restaurant LaCime(ラ・シーム)」高田裕介シェフが余市町の食材を使った料理を披露。エサにこだわり口溶けのよい脂が特徴の「北島豚」や、北海道に自生するスイカズラ科の果物「ハスカップ」を使った2品に、日本で唯一のマスターソムリエの高松亨氏らがセレクトした余市町のワインをペアリングして提供した。
「余市産ハスカップと北海道クリームチーズのタルト」×「ポンセ・テール・ド・ヨイチ 2022」(平川ワイナリー)、「北島豚のトンナート」×「ナナ・ツ・モリ ピノ・ノワール 2021」(ドメーヌ・タカヒコ)がふるまわれた。
ワインの産地として注目を集める余市町
さらに、余市町地域おこし協力隊として活動する高松氏が、近年急激にワイナリー数が増えた同町のさまざまなワインから、「モンガク谷 栃 2021」(モンガク谷ワイナリー)、「YUAGARI NO TONO 2022」(フィールドオブドリームス・ワイナリー)、「フジモトヴィンヤード シャルドネ 2022」(キャメルファームワイナリー)のタイプの異なる3本を紹介した。
この日参加したメディアやワイン業界関係者からは「余市町は日本ワインの産地の中で最も注目されている場所。まだまだ進化しそうだと実感した」「料理もワインも素晴らしかった。稀少なワインと聞くが、ぜひ余市を訪れて飲んでみたい」などの声が聞かれ、芸能界きってのワイン好きである⼿越祐也⽒も余市町の⾷とワインを堪能した。
「ヨイチ・ノボリ・ツヴァイ2022」は、余市町ふるさと納税特別企画「余市町感謝祭」にて予約を受け付ける。注目される余市町のワインを手に入れて味わってみては。
余市町ふるさと納税ガイド:https://yoichi.furusato179.com/
(山本えり)