創業77年の歴史を持つ栗菓子の専門店「恵那栗工房 良平堂」は10月3日(火)、1,000坪を超える広大な敷地内に、ゆったりとした恵那山を望むカフェと栗菓子の新店舗をオープン。カフェの横には工房も新設する。
老舗和菓子店の新たな挑戦
同店は、岐阜県恵那市に製造工場と店舗をかまえる栗菓子の専門店。栗きんとんなど栗和菓子の製造、楽天やアマゾンなどのECサイトでの販売を行っている。
2021年3月には、東京銀座の「GINZA SIX」に直営店を出店。市田産の干し柿の中に栗きんとんを入れた「栗副柿」は、日本ギフト大賞を受賞している。
今回新たにオープンするカフェでは、地域の栗だけでなく、東美濃産契約農家のもち米やさつま芋など、地元素材をふんだんに取り入れた和菓子や、和栗モンブラン、栗きんとんパフェなどを提供する。
また、手軽に楽しめるバイキングスタイルで、購入した和菓子もその場で食べることができる新しいスタイルの和菓子店となっている。
栗カフェ限定メニューは計8種!
カフェでは、モンブランにソフトクリームとお芋あん、ヨーグルトの酸味をプラスした「モンブランパフェ」1200円、
ソフトクリームにザクザク栗とカステラ生地の栗焼き菓子をオンした「ちび栗パフェ」850円、
粒あんと栗きんとんの2層の大福に、米粉のスポンジと生クリームを合わせた「栗きんとん大福 和栗モンブラン」1500円など、栗カフェ限定メニュー計8種を提供する。
このほか、同店の看板商品である、干し柿の中に栗きんとんが入った「栗福柿」1ケ432円も扱う。
店舗で販売する商品はすべてカフェスペースにて飲食が可能だ。
新店舗で更なる地域貢献を果たしたい
新店舗のオープンに際し、女将の近藤薫さんは次のように話している。
「今回の店舗オープンを皮切りに、今後は栗農家の支援、得意とするネット販売のノウハウの共有による地元企業の支援、東京都内での売り場や銀座店での、恵那市観光広報、地域のコミュニティとしての駐車場や店舗のスペース提供、地域の防災の拠点としてなど、地元と密着して恵那市を盛り上げていきたいと考えております」
また、「30年間消費量右肩下がりの和菓子離れを防ぎたい」(農畜産業振興機構調べ)「“カフェで働くのが夢”というスタッフの願いを叶え、休憩室やロッカーもない工場から、働きやすい環境を整備してあげたい」「地元恵那市の魅力をもっと発信したい」という想いもあるという。
新しいスタイルの和菓子店に足を運んでみては。
■恵那栗工房 良平堂 恵那本店 カフェ&ショップ
住所:岐阜県恵那市大井町2714-66
公式サイト:https://enakuri.ocnk.net/
(オガワユウコ)