トレンドニュースサイト STRAIGHT PRESS【 ストレートプレス 】

LIFESTYLE

【香川県直島町】離島の教育課題に取り組む演劇プログラム、直島こども劇団2023「わが星」が公演!

このエントリーをはてなブックマークに追加


キッズポートは、演出家・劇作家の越智 良江氏が演出し、直島の小学生9名が出演する演劇作品「わが星」を10月9日(月)、同団体運営の⼦ども第三の居場所事業「NAOSHIMA SAILORS CLUB(ナオシマ セイラーズ クラブ)」にて公演する。

2ヶ月半にわたり稽古に励んだ子どもたちによる公演


プロジェクトの初年度となる今回は直島の小学1〜6年生9名が、7月下旬から2ヶ月半にわたり稽古に励んできた。

「わが星」は第54回岸田國士戯曲賞を受賞した柴 幸男氏による戯曲で、東京を拠点に日本全国の子どもたちと創作活動をしている越智氏が、直島の子どもたち用に台本を制作、オリジナルの演出をしている。子どもたちは出演者として演じるだけでなく、小道具の制作や台詞のアイデア出しも行った。

子どもたちが自己肯定感を高めるきっかけに


同団体が活動する直島は瀬戸内海に浮かぶ離島。同団体は、 離島で育つ子どもたちの様々な課題の中でも、特に「非認知能力の向上等につながる、様々な体験機会が少ない」「限られたコミュニティで成長するよさはあるが、人間関係の構築経験や切磋琢磨する機会に乏しい」この2つの課題を解決したいと考えている。

今回の演劇プログラムは、学年約20人、幼児期から気心の知れた仲間の中で成長していく直島の子どもたちにこそ、演劇のプロセスがもたらす力が大きいと考え実施した。


特に子ども園から中学校までメンバーが変わらないため、友達づくりなどコミュニケーションの機会に乏しい中、「自分とは違う他者の考え方や感じ方を擬似体験すること」「普段とは違う関係性でお互いと関わること」は新たな気づきやコミュニケーションの広がりにつながると考えている。

また、制作を通して、誰かと一緒にモノを作りあげることへの責任感・自発性、完成に向けての切磋琢磨、最後までやりきる達成感、そしてこれらによる自己肯定感の高まりも期待できる。実際に2ヶ月半の活動から、子どもたちの変化、成長が見られ保護者も驚いている。

劇作家・演出家の越智 良江氏によるコメント


劇作家・演出家の越智 良江氏は以下の通りコメントしている。

「直島の子供たちの子どもらしさは群を抜いています。瀬戸内特有の気候や環境もあるのかもしれません。

素直に喜んで楽しんで泣いてわらって。そんなことが自由にできる場所も、今では少ないのかもしれません。演劇をするにはそれが頼もしく、少し難しくもありました。

今回は「わが星」という、演劇界では大変有名で、難しくて、素晴らしい戯曲に、取り組んでくれました。観劇された方はびっくりすると思います。彼らの頑張りを、ぜひお楽しみください」

直島の子どもたちによる「わが星」を観に行こう。

■わが星公演概要
日時:10月9日(月)14時30分〜15時30分(開場14時)
会場:NAOSHIMA SAILORS CLUB
住所:香川県香川郡直島町3652-7
観劇料:無料、赤ちゃんから来場できる。
定員:75席(椅子席60席、親子席15席の予定)定員になり次第締切

申込フォームURL:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf6hV-6yaOat6gpkfe72HC99lTkMkIJXpvHX8MXtVn4S0F_4g/viewform

(佐藤 ひより)

最新情報をTwitterで受け取ろう!
最新情報をFacebookで受け取ろう!
前の記事
一覧へ戻る
次の記事