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多様な個性が交差する、デニムが紡ぐアート展「SETO INLAND LINK」岡山県倉敷市で開催

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デニムにまつわるアート作品の展覧会「SETO INLAND LINK(セト インランド リンク)」が、10⽉7⽇(土)〜9⽇(⽉)に岡山県倉敷市美観地区にて開催される。入場は無料。

デニム産業の新たな可能性を提示し、地域を活性化

着用者が使い込むことでそれぞれ違った風合いや表情を生み出し、その色濃く反映される個性を“味わい”として歓迎してきたデニム。「SETO INLAND LINK」は、デニム産業全体の価値を上げ、地域を活性化させたいという思いから、『“デニム”が紡ぐ多様な個性』をコンセプトに開催される。

倉敷市児島地区はデニム産業の中心地として知られているが、職人の高齢化と次世代の担い手不足による後継者問題が課題となっている。次の世代を育成していくために、デニムを工業製品としてではなく、クリエイティブで美術的な作品として光をあてることで、新たな魅力と可能性を提示し、業界へ興味を持ってもらい、クリエイティブマインドを持った人や企業が参画することでより創造的で豊かな地域産業の発展を図っていけるのではないかという考えから、「SETO INLAND LINK」は企画された。

会場と革新的なアートの融合


「SETO INLAND LINK」の会場がある美観地区は、江戸時代から明治時代にかけての建物や景観が残る地域。会場となるのは、100年愛されたモダンな銀行建築を再生した「児島虎次郎記念館」、伝統建築の静かな佇まいに癒される「旅館くらしき」、江戸時代の名家を改装した美しい長屋門が魅力の「倉敷物語館」。伝統的で美しい建築様式と、革新的なアート作品の融合による、非日常な空間も楽しめる。

プログラムを一部紹介


プログラムの一つ「ヴィンテージ×リプロダクト」では、ヴィンテージデニムアドバイザー藤原裕氏が選定した総額1500万円を超えるヴィンテージデニムと、デニム加工会社「癒toRi18」の職人達によりそれらを再現したリプロダクトデニムを展示。また、ヴィンテージデニムコレクターとしても知られる三代目J SOUL BROTHERSの今市隆二氏の所有するヴィンテージデニムも展示予定だ。


韓国出身の男性ダンスヴォーカルグループSUPERNOVA(超新星)のゴニル氏による新作のエキシビション「デニム×人との距離感」も開催される。


「デニム職人の技術力×学生の表現力」は、児島に拠点を構えるデニム加工会社3社と、岡山県内の学校3校をマッチング。加工会社が誇る技術を学んだ学生が、それを用いて新たなデザインを生み出し作品を制作した。作品に使用する素材は、参加加工会社の製造過程で生まれた廃材を主に使用している。


また、アダストリアが運営する岡山県内全店舗(12ブランド18店舗)にて、色とりどりのリボンに生まれ変わった残反をデニムのキャンバスに結びつけ作品にしていく、大人から子どもまで参加できるアートワークショップ「みんなで紡ぐデニムのアート」も開催中。展覧会当日は「倉敷物語館」に制作中の作品を移動し、来場者と一緒に作品を完成させる。

「SETO INLAND LINK」に参加して、デニムの新しい可能性を見つけてみては。

SETO INLAND LINK 公式サイト:https://s-inlink.com/

※プログラム紹介の画像は過去作品及びイメージ
※内容は変更の可能性がある

(山本えり)

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