ファストドクターは、9月29日(金)より女性特有の健康課題に対応する健康保険適用のオンライン診療サービス「ファストドクター婦人科オンライン」の提供を開始した。
ファストドクター婦人科オンラインについて
「ファストドクター婦人科オンライン」は主に、女性特有の健康課題を抱えつつも医療機関にかかっていない女性を対象としたオンライン診療サービスだ。
「ファストドクター婦人科オンライン」では、月経随伴症状や更年期障害の相談、診療、処方のうえ、必要時に専門機関への適切な紹介を行う。
365日対応で診療時間は、17時〜22時。対応症状は、月経困難症(生理痛)・PMS(月経前症候群)・更年期障害等。なお、順次、対応疾患・症状を拡大予定だ。
また、症状によっては地域の医療機関による事前の婦人科検診の受診を案内する。申し込み方法は公式サイトにあるLINEから予約が可能だ。
背景
10代半ばから60代前半にかけて、多くの女性は月経困難症(生理痛)、PMS(月経前症候群)、更年期障害などの女性特有の健康課題に直面する。これらの課題は、女性の人生に長期間にわたり続く特性を持ち、QOLを低下させるだけでなく、日常生活に支障をきたす場合も見受けられる。
また働く女性にも影響は大きく、経済産業省の調査によると、これらの月経随伴症状による労働損失は年間で4,911億円にも上るとの試算が明らかにされており(※)、健康経営を積極的に推進する企業においては、女性特有の健康問題対策に高い関心が寄せられている。
一方で、医療の担い手の減少により地域によっては産婦人科の存続が危ぶまれる状況も出てきている中、オンラインを活用することで、時間や場所の制約にとらわれずに女性の健康相談を受け付ける新しい環境の提供が求められている。
1億人のかかりつけ機能を担う
医療アクセスの課題解決に取り組むファストドクターは、「1億人のかかりつけ機能を担う」というビジョンのもと、様々な健康状態における最初の相談窓口としてのオンライン診療サービスを拡充し、地域医療との架け橋になれることを目指している。
今回、新たに提供を開始する「ファストドクター婦人科オンライン」は、対象となる女性や企業の人事担当者らとのヒアリングを経て設計された。
ファストドクターが独自に実施した調査では、公表に同意した20代から50代の働く女性47名のうち、約90%がPMSや生理痛などの女性特有の健康課題を抱えていることが明らかとなった。
しかし、それらの症状がある人の中で、実際に婦人科に通院しているのはわずか28%に過ぎない。
その理由として、「不安を感じるものの、受診すべきかわからない」「多忙で行きづらい」など、自己判断で受診を避ける傾向が見受けられた。
このような課題に対しファストドクターは、働く女性も含め、多くの女性にとって気軽に医師に相談・診療できる環境が必要との結論に至り、夜間や休日に特化した婦人科専門のオンライン診療サービスの提供を開始することとした。
これにより、女性特有の健康課題を抱える女性がより充実した日常生活を送れるようサポートすることを目指しているという。
この機会に、夜間や休日に特化した婦人科専門のオンライン診療サービス「ファストドクター婦人科オンライン」をチェックしてみては。
ファストドクター婦人科オンライン公式サイト:https://fastdoctor.jp/online-consultation/womens-health/
※健康経営における女性の健康の取り組みについて(経済産業省):https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/downloadfiles/josei-kenkou.pdf
(角谷良平)