アメリカで展開しているコルクバッグブランド「ナタリーテレーゼ」の国内唯一の代理店「LotusBe(ロータスビー)」は、⽊を伐採せずに作られる環境にやさしいポルトガル産コルクレザーを使用した「ペンケース」3300円(税込)の販売をスタートした。
コルクレザーは軽量で柔らかく、摩擦や⽔濡れに強い特性を持つ。しかしその希少性と製造工程がほぼ手作業で高価になることから、多くの人にコルクレザーを体感してもらえるようにと「ペンケース」のラインナップを追加した。
サステナブルなバッグを作り続けるブランド
「ナタリーテレーゼ」は、10月時点でアメリカ全50州にて、1,200店舗以上展開しているコルクバッグブランド。
同ブランドは、サステナブルなバッグを作ることをミッションに掲げ、数多くのコルクバッグを生み出している。SDGsが唱えられる今の時代にぴったりのブランドだ。
コルクレザーの良さを知ってもらいたい
同ブランドが使用しているコルクレザーは、最も品質が高いといわれるポルトガル産。さらに鞄製造がほぼ全て手作業で行われることもあり、価格が高くなりがちに。
同ブランドは、コルクレザーの機能や環境へのやさしさに興味はあるものの「まずは価格を抑えた小物から試してみたい」という多くの声を受け、「ペンケース」の販売を始めることに。「ペンケース」を通じて、コルクレザーの素晴らしさを体感してもらいたいという。
軽くて水に強く、丈夫
同製品は、コルクレザーの軽さと柔らかさを最大限に生かしたペンケース。素材が柔らかいため、見た目以上にたくさんの文具を収納できる。
イヤホンやリップなども入るので小物入れとしても丁度良く、ちょっとしたプレゼントにもぴったりだ。
同製品の特徴を紹介していこう。
1つめは「軽い」こと。コルクにはハニカム構造(※)の空洞があるため、空気を多く含み、素材自体の重量がとても軽い。
2つめは「水に強い」こと。ワインの栓に使われていることからも分かるように水に強い素材で、化学的なコーティングなしでもコルク自体に水をはじく性質があり、水がかかってもサッと拭きとるだけで乾きやすい。
3つめは「丈夫で傷に強い」こと。ハニカム構造によりクッション性があり、衝撃を吸収。摩擦やひっかき傷にも強い。
環境にやさしい素材
4つめは「環境にやさしい」こと。コルクの原料はコルク樫と呼ばれる樹木の表皮。木の樹皮を取る際は、木を伐採しない。
コルク樫の寿命は150~200年といわれているが、コルク樹齢30年以上のもののみが対象とされ、採取はコルクの再生周期(約9年)に合わせて行われている。
また、皮を採取したコルク樫の二酸化炭素吸収量は通常の3~5倍ともいわれており、適切に管理をしながら樹皮の採取を行うことでSDGs達成への貢献を目指しているそう。このように、SDGs時代にぴったりの素材と言えそうだ。
環境に配慮しつつ、おしゃれで丈夫なコルクの「ペンケース」。興味がある人は手に取ってみて!
LotusBe:https://lotusbe.stores.jp/
※ハニカム構造(ミツバチの巣の構造)=正六角形または正六角柱を隙間なく並べた構造のこと
(鈴木 京)