別府市産業連携・協働プラットフォームB-biz LINKは、宿泊施設で不要になったシーツ、枕カバー等を材料としたお土産品「湯ザメぬいぐるみキーホルダー」1,800円(税別)を販売中だ。
「湯ザメぬいぐるみキーホルダー」の収益金の一部は、コロナ禍で打撃を受けた宿泊施設に還元され、温泉の源泉数、湧出量ともに日本一の別府市から、新たな観光促進のかたちが作られる。
宿泊施設で役目を終えたシーツをアップサイクル
宿泊施設の不要になったシーツは、温泉のまちである別府もその莫⼤な量に頭を悩ませていたそう。
そこで考えられたのが、アップサイクル商品を開発し、シーツに再び命を吹き込むと共に、その売り上げを観光促進に還元する仕組みだった。
ユニークなサメのキャラクターは、イラストレーター・oshow(おしょう)さんの手によるもの。
「湯ザメぬいぐるみキーホルダー」の材料には、クリーニングして最終チェックの過程で不要と決まったシーツが使⽤されている。
環境にも福祉にも優しいアイテム
「湯ザメぬいぐるみキーホルダー」の製作は、⼤分県内の障がい者就労支援作業所(※)で、ひとつひとつ⼿作りされていて、障がい者就労のサポートにもつながっている。
そんな環境にも福祉にも優しいサメが「湯ザメ」だ。
2022年3⽉時点で、別府市には334軒の宿泊施設がある。季節により差はあるが、宿泊施設で不要になったシーツ、枕カバー等をアップサイクルするプロジェクトに賛同した別府市を管轄するリネンサプライ2社への調査によると、1ヶ⽉に約800kg~1tのシーツや枕カバーが処分されているという。
なお、「湯ザメぬいぐるみキーホルダー」は、別府駅観光案内所「Wonder compass」と別府市公式宿泊予約サイト「ゆのくにゆのたび別府温泉」で購入できる。
この機会に、宿泊施設で不要になったシーツ、枕カバー等を材料としたお土産品「湯ザメぬいぐるみキーホルダー」をチェックしてみては。
ゆのくにゆのたび別府温泉:https://www.yunotabi.jp/
※アトリエ湯輪夢(とりむ/大分市)、青い鳥(豊後大野市)、ハートピアきむれ(竹田市)の3ヶ所
(角谷良平)