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氷や雪もグリップ!滑らない靴を追求するHyperVのレディース専門ブランド「LuLumomo」

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日進ゴムから「HyperVソール」を活用したレディースシューズブランド「LuLumomo(ルルモモ)」が登場。

「LuLumomo」の1stモデルとして、ウィンターブーツ8,800円(税込)を800足限定で10月28日(土)より直営のECサイトにて販売中だ。

雪や氷に対応できる技術を開発


1932年創業のゴム・シューズメーカー、日進ゴムは水や油が飛散した床で世界最高峰の滑りにくさを発揮する「HyperVソール」を2004年に発売し、圧倒的なグリップ力から工事現場や工場で働く人たちから好評で、累計1,300万足の販売を突破した。

そんな中、ユーザーから「滑らない靴と聞いていたのに、氷の上で滑りました」と一本の電話があったそうだ。



「HyperVソール」は工場やレストランでの労働災害のために開発されたため、雪や氷をターゲットにしたものではなかった。しかし、滑らない靴を追求するメーカーとして雪や氷での転倒のリスクを防ぐ研究開発をしなければならないと決心した日進ゴムは8年の年月をかけ、一般的なゴム底より2.5倍以上滑りにくい「HyperVスタッドレスソール」を完成させた。

なお、「HyperVスタッドレスソール」は国際特許を取得している。


開発当初はゴムに固い異物を混合することでスパイク効果を出すのが良いかと考えていたが、毎年雪国に通いトライアルを繰り返すうちに、履いたままバスや電車に乗ったり店に入ったりする雪国の人にスパイク状の固いものは逆に滑りやすく危ない場面もあり、また床が傷つくことに多くの店などが困っている、という事実を日進ゴムは認識した。

そこで「柔らかいゴムのみで、圧倒的な雪氷上での滑りにくさを実現すること」という難しい開発に絞り込むことにした。

また、偶然にもパン工場向けに開発していた粉の上で滑りにくいソールの微細な階段状の構造が、平らではない氷上で効果的にグリップするのを発見し、さらにこれに吸盤効果を加え、水分の逃げる場所を用意することで様々な路面に対応できることに気づいたそうだ。

加えて、雪が付着しにくい意匠の設計と配置を研究し2018年、ようやく「HyperVスタッドレスソール」は完成した。

LuLumomo誕生の背景

乾いた路面や水で濡れたツルツルの床、さらに、「HyperVスタッドレスソール」の完成により、雪や氷に対応できる技術を開発した日進ゴムだが、基本的には作業靴の販売ネットワークやデザインノウハウしかもっていなかった。

しかし、優秀な女性営業スタッフから「多くの女性もこの機能を必要としています。女性を転倒事故から守ることは当社の大事な使命ではないでしょうか」という言葉に皆賛同し、東京のレディースシューズ専門メーカーに協力してもらい、「LuLumomo」を誕生させた。

限定800足からのスタート


日進ゴムは、「LuLumomo」の1stモデルとして、「HyperVスタッドレスソール」を採用したウィンターブーツを発売。

「HyperVスタッドレスソール」は、氷や雪でもしっかりグリップしソフトなゴムのみでできているため、床を傷つけない。そのため、公共交通や店内にも問題なく入れ、濡れた床でも安心だ。

また、レディースシューズの商流を持たないに日進ゴムにとって、初めての挑戦でもあるため、まずは限定800足からのスタートとなる。

左からブラック、レンガ、グレー

様々なコーディネートに合わせやすいデザインのウィンターブーツは、ブラック、レンガ、グレー3色展開。

柔らかな履き心地

さらに、履き口は柔らかなニットを使用している点や、ミッドソールのクッション性も魅力的だ。

「LuLumomo」の1stモデル、ウィンターブーツを売り切れる前に手に入れてみては。

日進ゴム公式ECサイト:https://nisshinrubber-metalcraft.com/

(角谷良平)

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