アートとフレグランスの交差から生まれる新ブランド「TAKIMONO-AWASE」が誕生した。第一弾として、書家・華雪氏が監修したルームディフューザー「うつろい」が、11月4日(土)から発売されている。
清春芸術村がアーティストとコラボ
時の流れ、時代の変化の中で、脈々と引き継がれていく、山梨県の「清春芸術村」。美術館ではなく芸術村という名前にあるように、作品は絵画、彫刻に留まらず、建築、文芸、風土、自然、環境といった様々な視点と思考でアートに向き合うことのできる場所だ。
今回、同施設とゆかりのある様々なジャンルのアーティストが香りを監修、neucitoraの刈谷悠三氏がパッケージデザイン、香りのデザインと制作をSession O&Oが務める、アート&フレグランスプロダクト「TAKIMONO-AWASE」が誕生した。
ブランドコンセプト
清春芸術村にゆかりのある人物/アーティストと共に、現代の暮らし(ライフスタイル)の中で想像力や思考を巡らせる時空間の在り方に思いを巡らせ、香を楽しむ。
天然香料のみで表現する「TAKIMONO-AWASE」のフレグランスは、清春芸術村にある四季折々に移りゆく自然の美しさをイメージさせるだけでなく、多様な空間に寄り添い、それぞれのアートと向き合う時間を演出してくれる。
新たな暮らしの中の「薫物(香)」の仕立てを楽しんでほしいとしている。
書家・華雪氏監修のルームディフューザー「うつろい」
第一弾として登場したのは、書家・華雪氏が監修したルームディフューザー。文字の成り立ちを綿密にリサーチし、現代の事象との交錯を感じ一文字で表現する書家として活動を続ける同氏がテーマに選んだのは「うつろい」だ。
森林を彷彿とさせる甘く暖かいヒマラヤンシダーなどのウッドベースの香調に、グレープフルーツのフレッシュで心を開放してくれるような明るさを加え、アクセントとして落ち着きのあるパチュリー、スパイシーなスターアニスをブレンド。うつろいゆく時間を曇りのない心で向き合う香りに仕立てた。
華雪氏は「漢字が生まれた古代中国では、明と闇、日と月といった両極が互いを引き合うことで、万象が変化展開し、巡りゆくと捉えられていました。こうした思想は字の意味にも影響があったとされます。香りとともに、書を味わう。古代からいまへ、思いを巡らせるひとときをお楽しみください。」とコメントしている。
「TAKIMONO-AWASE『うつろい』」は、8,580円(税込)。内容は、香料200ml、専用瓶1本、リードスティック10本。清春芸術村ミュージアムショップ、JAPAN ART BRIDGEにて取り扱っている。
また、今後も同ブランドでは、映画作家・河瀬直美氏、建築家・永山祐子氏、アーティスト・福原志保氏をはじめ、様々なゆかりのある人たちとのコラボレーションを予定しているという。
「うつろい」の香りで、古代からいまへ思いを巡らせるひとときを楽しんでみては。
■清春芸術村ミュージアムショップ
住所:山梨県北杜市長坂町中丸2072
オンラインストア:https://kiyoharu.base.shop/
■JAPAN ART BRIDGE
住所:東京都千代田区神田須田町1-25-4 マーチエキュート神田万世橋内
オンラインストア:https://japanartbridge.com/
(山本えり)