茨城県・古河市の「道の駅まくらがの里こが」では、11月18日(土)～12月25日(月)まで「雪華(ゆきはな)ツリー」を設置する。

古河市は、2022年に引き続き、冬の風物詩として思い出に残るようなクリスマス演出を行う。

訪れる人々を圧倒させる高さ8mのツリー

茨城県・古河市の「道の駅まくらがの里こが」では、地域の人に愛されるような、新しい古河の冬の風物詩となる「雪華ツリー」を設置。中央には高さ8mのウラジロモミをメインツリーとし、訪れる人々を圧倒させる演出だ。

天井からは、古河のシンボル“雪華”をモチーフにした装飾がひらひらと降り注ぐ。また、市の花である“ハナモモ”を連想させるオーナメントがクリスマスツリーを彩る。

古河市と雪華

江戸時代末の天保3年、下総国古河(現・茨城県古河市)の藩主・土井大炊頭利位(どいおおいのかみとしつら1789～1848)は、20年にわたり観察した雪の結晶を「雪華(せっか)」と名付け、その成果である86種の結晶スケッチを収録する『雪華図説』を刊行した。

天保11年に97種を収録して刊行される続編とともに、日本最初の雪の自然科学書として高い評価を得ているという。

また、「道の駅まくらがの里こが」という名称の由来は、奈良時代にまとめられた「万葉集」に、“まくらがの こがのわたりの からかじの おとたかしもなねなへこゆゑに あはずして ゆかばおしけむ まくらがのこがこぐふねに きみもあはぬかも”と歌われていることにある。枕詞のため、「まくらが」と言う言葉自体に意味はないが、古くから古河周辺を指す言葉として使われてきたそう。

“うまいもの”を多数取り揃える

「おいしい」「たのしい」をメインコンセプトとした「道の駅まくらがの里こが」では、県内有数の出荷量を誇る「直売所」、関東のど真ん中・古河市ならではの土産が並ぶ「ゆきはな」、地産地消がテーマの「フードコートみやことほまれ」、焼きたてパンが名物の「カフェベーカリーはなもも」、「地元銘茶さしま」、「総菜屋けやき」など、“うまいもの”を多数取り揃えている。週末には大屋根広場で地域交流イベント、パフォーマンスを開催している。

この機会に、古河の冬の風物詩としてクリスマス演出を行う「道の駅まくらがの里こが」の「雪華ツリー」をチェックしてみては。

古河市：https://www.city.ibaraki-koga.lg.jp/

(江崎貴子)