猫島SFヒューマンコメディ『さなぎの猫』が、12月11日(月)まで、大阪・内久宝寺町のMovie’s cafe MATERIAL tanimachiで一般公開されている。
佐柳島の美しい風景を散りばめたSFヒューマンコメディ
『さなぎの猫』は、香川県多度津町の地域おこし協力隊員からの発案を受け、大阪の映像制作団体U.M.I Film makersが主体となって、「猫が飛ぶ島」として有名な香川県佐柳島を舞台として製作した長編SF映画だ。
U.M.I Film makers主宰の武信貴行氏が佐柳島に出自を持つという縁で、佐柳島の島民の全面的な協力を得て、通常は受け入れの困難が予想されるコロナ禍での過疎の離島での全編ロケ撮影を実施。資金面では文化庁「コロナ禍からの文化芸術活動の再興支援事業 ARTS for the future!2」の支援を受けるとともに、クラウドファンディングで全国の猫島愛好家などからの寄付を集め、佐柳島の魅力である美しくのどかな風景を全編に散りばめたSFヒューマンコメディが完成した。
数々の賞を受賞した野村有志氏が監督・脚本を担当
監督・脚本は、前作『さようなら』が国内外の映画祭で数々の賞を受賞したオパンポン創造社の野村有志氏が担当。様々な場所を住む場所に選んだ者たちの未来・過去、そして今にまつわる切なくて美しい人間模様をコミカルに、そして丁寧に描いている。
ミンスク国際映画祭正式上映作品
『さなぎの猫』は、ベラルーシ最大の映画祭であるミンスク国際映画祭で日本映画として今年度唯一正式上映されたほか、インド・コーカイ国際映画祭で最優秀長編賞を受賞。
日本の伝統的な日常と、その中に突如現れた非日常の交錯が生み出す民話的感覚とSF的世界観の融合したユニークな物語が、海外の映画祭でも高く評価されている「日本ならではの静かで優しいSF作品」だ。
『さなぎの猫』のあらすじ
佐柳島に靖という一見ぶっきらぼうな男が暮らしていた。
ある時、靖はびしょ濡れで島を徘徊する花子と名乗る女と出会い、海に落として無くしてしまった「鞄」を探して欲しいと頼まれる。
おりしも帰省中だった靖の幼馴染である千佳とその夫の清は、偶然にも浜辺で不思議な丸いカプセル型の「鞄」を発見するが、その中身は有り得ない程の大量の札束だった。やがて花子の存在は、徐々に島の人々の生活を狂わせ始める…
上映時間や料金など
『さなぎの猫』は、Movie’s cafe MATERIAL tanimachiにて、12月1日(金)~11日(月)の期間、平日19:30、土日13:00/16:00/19:00に上映。なお、12月5日(火)は休映となる。
全回とも出演者・ゲストによる30分程度のアフタートークが開催される。
料金は、1500円+1オーダー制(税別)。チケットの購入は、詳細ページの予約のリンクから申し込むことができる。
国内外の映画祭で多数の賞を受賞した『さなぎの猫』をチェックしてみては。
詳細ページ:https://www.umifilm.com/catpupa
Movie’s cafe MATERIAL tanimachi HP:https://team-material.xyz/movie/
(yukari)