山形新聞社が、新しいデジタルサービスを開始した。
スマートフォン用アプリ「キジクル」がスタートし、最新ニュースや生活に必要な情報、デジタル紙面などを手軽に読むことができるようになったほか、ホームページの「やまがたニュースオンライン」が会員制となり、より充実の内容に。購読者はサービスに登録すればどちらも無料で利用することができる。
ニュースをさかのぼって検索
「キジクル」では、有料会員を対象に、県内のおくやみ情報を新聞掲載の前日の夜に読むことができるサービスがスタート。記事の検索機能により、気になるニュースを最長30日前までさかのぼって検索し、読み返すこともできるようになった。
モンテディオ山形動向を伝えるコンテンツも
動画のページでは、山形新聞社の記者が撮影した過去30日分の動画ニュースを紹介。文字だけではなく動画でも発信することで、より幅広い世代、地域の人にニュースを届ける。
また、充実の内容となった、サッカーJ2・モンテディオ山形の動向を伝える「モンテPark」にも注目だ。
進化した紙面ビューワー
ホームページからも利用できる、紙面ビューワー(閲覧ソフト)も大きく変わった。単にデジタル紙面を見るだけでなく、スクラップブックのように記事を保存したり、記事を検索したりすることできる。あらかじめ地名や気になる言葉を登録すれば、関係する記事だけ強調して表示する機能も登場している。
また、新たな試みとして人工知能・AIを使って編集した動画付きの記事も掲載。国内外のニュースもつぶさに伝える。
メールサービスも継続
さらに、重大な出来事が発生した際、利用者に素早く情報を届ける「ニュース速報」、県内の主要幹線道路の規制や鉄道の運行状況などを伝える「やまがた交通情報」など、メールサービスにも注力。毎日夜にはメールマガジンで、その日の出来事や翌日の天気も知らせていく。
そのほか、協賛店で使用できるデジタルクーポンを「キジクル」で配信予定。多くの人に喜んでもらうため、幅広いジャンルの店に協賛を呼びかけ、割り引きや特典などのサービスを充実させていくという。
キジクルに込められた思い
「キジクル」のアイコンは青一色で、アプリ名を分かりやすく表現。立ち上げ時には山形新聞のキャラクター「ぶんちゃん」「ヨモーニャ」も登場する。
「キジクル」という名前には、読者に「記事が来る」という意味が込められている。記事を意味する英語「アーティクル」にも絡めたという。現在、商標の登録を出願中とのことだ。
「キジクル」の利用料金は購読者は無料。それ以外の人は月額4200円がかかる。また、山形新聞では、これを機に「山形新聞デジタル会員」を新設し、さまざまなサービスも提供していくという。
さまざまな情報を届ける山形新聞のデジタルサービスに注目してみては。
詳細:https://www.yamagata-np.jp/denshi/
(ソルトピーチ)