ポリオ・はしか・結核などの感染症は、途上国においては日常の脅威として、多くの子どもたちの命と笑顔を奪い続けている。その数は1日4,000人。20秒に1人の子どもたちがワクチンの接種をすれば防げるはずの病気で亡くなっているという。
世界の子どもにワクチンを 日本委員会(以下、JCV)とブックオフコーポレーション(以下、ブックオフ)は、ブックオフの宅配買取寄付サービスを活用した「キモチと。回収支援キャンペーン」を、12月9日(土)~2024年1月8日(月)の期間で開催中だ。
不用品で気軽に社会貢献できる「キモチと。」
ブックオフは、ボランティアや現金寄付などにハードルが高いと感じる人でも、不要になったモノで気軽に社会貢献ができる「キモチと。」を通じて、NPOなどの団体にプラットフォームの提供と支援、リユースを推進するなどSDGsの目標12、17に取り組んできた。
不要品があればだれでも参加できることや、近年フリマアプリが普及する中でも、購入者が見つからない人・スマートフォンアプリの利用が困難な人でも利用できることから、累計約4億3,000万円規模の支援に繋がっているという。
買取対象30品目以上!不用品でワクチン支援
「キモチと。回収支援キャンペーン」は、不要品を無料で回収し、途上国の子どもたちにワクチンを届ける取り組みだ。
家などに眠っている使われていないものを「キモチと。」を通して送ると(送料無料)、ブックオフが査定した買取額にブックオフ協力分の10%を上乗せした金額がJCVに寄付され、途上国の子どもたちへワクチンや関連機器が贈られる。なお、感染症のワクチンの多くは1人分20円、高いものでも約225円ととても安価だ。
買取対象は、定番の本やCD・DVD、PCやスマホ、楽器、チャイルドシートやミシンなどブックオフで買取可能な30品目以上。
物品を集め、段ボール箱などに梱包し、専用サイトかメール、電話で申し込むと、宅配業者が自宅やオフィスまで集荷に来てくれる。
JCVの「子どもワクチン支援」
JCVは、途上国の子どもたちにワクチンを届け、彼らの命と未来を守る活動「子どもワクチン支援」を行う民間の国際支援団体。UNICEFや各国の保健省と協力し、1994年から1億2,176万7,729人の子どもたちにワクチンを届けてきた。
募金やペットボトルキャップ回収、様々なタイアップ協力などを通して支援を受け、昨年は、ミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツの4カ国に1億1,606万6,601円分のワクチンやコールドチェーン機器を贈ったという。
キャンペーンに参加して、年末年始の片付けの際に出る不要品を、途上国の子どもたちのワクチン支援に役立ててみては。
買取可能な物品の一覧:https://www.bookoffonline.co.jp/files/sell/kaitori.html#SellKaitoriList
「キモチと。」申し込みページ:https://www.bookoffonline.co.jp/sellfund/BSfSellFundEntry.jsp?PARTNER_CD=ZW002
世界の子どもにワクチンを 日本委員会 URL:https://www.jcv-jp.org/
(Higuchi)