不動産終活支援機構が2023年に創設した、「不動産終活アドバイザー」「不動産終活士」の第3回資格試験情報が公開された。試験の申込は、1月15日(月)より開始となる。
試験内容について
不動産終活アドバイザー試験では、超高齢社会に伴って激変する不動産を取り巻く背景から、不動産・相続・終活の基礎知識、具体的な相談対応の仕方についての知識を学ぶことができる。
不動産終活士試験では、不動産や相続の応用知識と合わせて具体的な所有不動産の選択肢、相談を受けた際の調査方法、近年の法改正による新たな専門知識の習得が可能だ。
オンラインで完結!試験概要とスケジュール
基本資格の「不動産終活アドバイザー」は約50分のWEB動画講座と試験、上級資格の「不動産終活士」は約70分のWEB動画講座と試験を受ける。申し込みから受講まで、不動産終活支援機構ホームページ内の特設ページにて完結可能だ。
申込条件は、「不動産終活アドバイザー」「不動産終活士」ともに、職業・年齢不問、ネット環境のある日本国内となっている。「不動産終活士」は、「不動産終活アドバイザー」の合格が条件となる。
受講・受験料は、「不動産終活アドバイザー」が8,000円(税込)、「不動産終活士」が20,000円(税込)、両方を申し込む場合は20,000円(税込)と8,000円お得。なお、「不動産終活士」の合格者が有料で専門家登録できる「認定不動産終活士」制度もある。
第3回資格試験の申込期間は1月15日(月)~3月29日(金)、受講・受験期間は2月1日(木)~3月29日(金)。合格可否は受験終了後にWEB上で即時通知され、合格証・登録証は試験期間終了後約1ヶ月程度で郵送される予定だ。
試験の難易度や受講者・受験者について
不動産終活支援機構では、試験申込をした人へ試験開始と同時にテキストを配布。試験期間開始後、資格受験システムよりダウンロード可能だ。
また、受験前に講師による動画解説を見てから受験するので、初めて受験する人でも安心だろう。試験期間中は一時中断・保存ができ、何度でも好きな時間に受講可能。合格するまで繰り返し受験できる仕組みだ。
試験を受講・受験しているのは、不動産業はもちろん、建設業、遺品整理や清掃業、自治会や役場などの職員、教育関係など幅広い業種の人々。また、個人の知識向上や身内の将来のため…と取得する人もいるのだそう。
第1回・第2回の試験では全国から多数の受験者があり、280人の「不動産終活アドバイザー」と238人の「不動産終活士」が誕生。そのうち69人は、「認定不動産終活士」として活躍している。
不動産終活の専門資格「不動産終活アドバイザー」「不動産終活士」に関心のある人はチェックしてみては。
不動産終活支援機構ホームページ:https://www.fudosan-syukatsu.org/
(Higuchi)