寝室インテリアのEC事業を展開するエムールは、J1リーグ所属クラブ「東京ヴェルディ」監修のフレイル予防体操の動画コンテンツを、運営メディアサイト「日本の寝室と寝具」内で公開した。
フレイル予防の重要性
日本において高齢化はますます進行しており、令和3年には65歳以上の高齢者の割合が28.9%にまで上った(※1)。また、長寿化も進んでおり、日本の男性の平均寿命は81.05年、女性の平均寿命は87.09年になっている(※2)。
このような社会で不安視されているのが「フレイル」だ。「フレイル」とは年を取るにつれて心身の活力が低下してくる虚弱状態を表し、進行すると要介護状態へ近づいてしまうという。「フレイル」を予防するため、筋力トレーニングなどの運動が推進されている。
厚生労働省によると、運動習慣者を「週2回以上、1回30分以上、1年以上継続して実施している者」とした場合、65歳以上の運動習慣者の割合は男性が46.2%、女性が39.0%と、健康日本21(第2次)の目標値には届いていない(※3)。
フレイル予防のためにも、個人差を考慮したうえで可能な範囲で運動をすることが推奨されている。
高齢者向けの椅子を提供する中で生まれた発想
エムールはインテリアの中でも特に「寝る・座る」に関する商品開発に強みをもったブランド。ショールームに訪れた高齢者や家族との対話から、「フレイル予防体操」の企画が始まったという。
J1リーグ所属クラブ「東京ヴェルディ」が監修した今回の「フレイル予防体操」は、手軽でありながらも専門的な内容になっている。また、同社が開発・販売する、立ち座りのしやすい高齢者向けの椅子(高座椅子)と、椅子を使用した運動を掛け合わせた提案をすることで、フレイル予防効果が期待できる。
ゲーム要素も取り入れた体操
「フレイル予防体操」は、高齢者の運動機能に配慮することや室内でできることを要件に、手軽で効果的な運動を中心に構成。楽しみながら運動を習慣化できるように、ゲーム要素を取り入れたり、トレーナーとの対話で進んだりするような内容で設計された。
具体的な内容は、準備体操(首回し、肩回し、カラダひねり)/脳トレ/後出しジャンケン/イスを使ってつま先立ち/イスを使って片足バランス/イスを使ってシュート/イスに座りながら運動/イスに座ってひざ上げ/座ったままボール回し/イスからスクワットだ。
動画をみて、プロのトレーナーによる元気なコーチングと共に楽しく運動してみては。
フレイル予防体操掲載ページ:https://www.emoor.jp/em/column/20240118/#i-5
エムール公式HP:https://emoor.co.jp/
※1:衆議院「令和3年度 高齢化の状況及び高齢社会対策の実施状況」2023年11月30日
※2:厚生労働省「令和4年簡易生命表の概況」2023年11月30日
※3:厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド」2023年11月30日
(ソルトピーチ)