ポロロッカが、日本の伝統文化や技術の魅力・趣きを発信・購入・体験できる伝承館「直会 naorai」を、KITTE 丸の内にて、1月30日(火)~2025年1月13日(月)の期間限定で営業中だ。
“和の趣き”や作り手や担い手の思いを繋ぐ
日本人が古より長きに渡って育て継承してきた伝統工芸産業は、近年、伝統工芸士の高齢化や後継者不足、生産額の減少などにより縮小の傾向に。このような状況が今後も続けば、日本人が築き上げてきた独自の文化や技術が衰退の道を辿ってしまうかもしれない。
時代の流れに埋没したり、取り残されようとしている日本独自の文化や技術などにあえて光を当てて、脈々と受け継がれてきた“和の趣き”や、作り手や担い手の思いを、現在そしてこれからに繋いでいきたいと考える「ポロロッカ」。日本の伝統文化や技術をより身近に、より便利に体感してもらいたいとの思いから、東京駅に直結したKITTE丸の内に伝承館「直会 naorai」をオープンした。
6つのテーマで伝統工芸品・生活雑貨などを販売
「直会」では、“和の趣をつなぐ、今につなげる”をコンセプトに、日本の伝統文化や技術を学び、体験し、身につけることが可能。「苔の輝き」「金箔の雅(みやび)」「墨の佇まい」「木毛(もくめん)の優しさ」「香りの安らぎ」「染の恵み」の6つのテーマを設定し、伝統工芸品、生活雑貨、衣料品などを取り扱っている。
「苔の輝き」では、園芸の脇役であった苔を主役にすることを夢見てガラス容器の中で苔を育てる苔テラリウムを創作。
コケ専門ブランド「道草michikusa」など、癒しのインテリアを楽しむことができる。
「墨の佇まい」としては、墨絵師・御歌頭(すみえし おかず)氏によって描かれた、墨に濃淡をつけない独自のスタイルで命を吹き込まれたような躍動感を感じさせるのが特徴の作品に注目。
「金箔の雅」では、「箔一」が金沢箔を通じて、日本の物づくりを伝えていく。
「木毛の優しさ」としては、日本最後のもくめん屋「戸田商行」の、木と共に暮らしてきた日本人が作る、美しく持続可能な商品を販売。
「染めの恵み」は、「インディゴ気仙沼」が、染めとすすぎの工程を工夫して、ブランドならではの色合いやニュアンスを生み出している。
「香りの安らぎ」では、「やまべ果樹園」「無為自然」「羽田甚商店」「喜多製材」のアロマやシャンプー、コスメなど、オーガニック製品を紹介。天然素材の香りがもたらす 安らぎライフを提案する。
さらに、ショップ内にて、定期的に職人による伝統文化を体験できるワークショップを開催しているので、気軽に参加してみては。
御歌頭氏によるパフォーマンス&サイン会開催
また、2月10日(土)13:00/15:00からは、オープン記念イベントとして、墨絵師・御歌頭氏による、今年の干支である“龍”をテーマにしたライブパフォーマンスとサイン会を開催。
戦国武将を中心に、動物・自然などあらゆるものを墨絵で表現する御歌頭氏のパフォーマンスをお見逃しなく!
■直会(naorai)
住所:東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE丸の内2階 210区画
営業時間:11:00~20:00
WEBサイト:https://pororoca.co.jp/naorai
(佐藤ゆり)