「ツバキ書房」は、リトルプレス『和をつなぐ女たち KASHI!』No.3を発売。「和」にたずさわる女性たちのメンタリティーにフォーカスを当て、作品の裏にある作家の物語を紹介している。
老舗和菓子屋で修業した女性にインタビュー
No.1、No.2に登場した、女性たちの伝統工芸作品に合わせたい和菓子。No.3では、老舗和菓子屋で修業した女性5人(※)にインタビュー。「かっこいい!」と和菓子の伝統をリスペクトしながらも、けっして伝統に縛られることなく自由に、ひたむきに仕事に向き合う女性たち。彼女たちが見つけた日本の魅力や生き方とは?
同書籍は、日本とフランスの心の交流の一つとなるべく、インタビューはフランス語でも掲載。“職人や作家たちの人柄がわかってもっと知りたくなる!(Louise)”と、フランス人の好奇心をも掻き立てる、女性たちのストレートな思いを届ける。自分を信頼することの楽しさ、日本や日本人であることの魅力に気づく一冊となっている。
現在の和菓子の多くは江戸時代に誕生したもの。その和菓子は時代とともに自由な広がりをみせ、和菓子の概念を飛び越えた、とても華やかなものになっている。先人の思いを知り、それを自身の色に添え、新たなメンタリティーで作られた「菓子」。和の心がどのようにパワーアップしていくのか、未来を楽しみにさせてくれるものばかりだ。
同書籍の価格は、2,200円(税込)。ジュンク堂池袋本店、奈良蔦屋書店、和菓子まめいち、若狭屋久茂、レティシア書房にて販売中だ。
「和」にたずさわる女性作家を取材
「ツバキ書房」は、伝統工芸など「和」にたずさわる女性作家を取材し、リトルプレスを制作している。
伝統工芸の世界では、歴史的出来事やノウハウ、作品説明についての書籍は多くあるが、作家の心の内や生き方を記しているものは多くはない。「伝統を後世に残す」というが、メンタリティーこそ、時代を映すものであり、残すべき「伝統」なのではないだろうか。
「和」の新しい姿と作家のメンタリティーを、本にして伝えることで伝統を未来に残す。そして同時に、多様な生き方を紹介することで、あなたの心や人生の一助になることを願い、リトルプレスを制作している。
この機会に、リトルプレス『和をつなぐ女たち KASHI!』をチェックしてみては。
Instagram:https://www.instagram.com/tsubakishobo/
※ 京都「kashiya」藤田怜美さん、仙台「和菓子まめいち」幾世橋陽子さん、京都「若狭屋久茂」金澤倫子さん、京都「菓子屋のな」名主川千恵さん、京都「すはま屋」芳野綾子さん
(江崎貴子)