ガールスカウト日本連盟が、2024年度・2025年度の2年間、対象年齢の子どもの初年度入会費が無料になる「ガールスカウト入会応援キャンペーン」を実施する。
求められるのは主体性やコミュニケーション能力
マイナビ「令和の共働き子育て層の教育観とは?」の調査よると、コロナ禍を経て、子どもに身に付けてほしいスキル・感性として「自ら考える力・主体性」「コミュニケーション能力」が求められている昨今。
イー・ラーニング研究所「2023年:子どもの夏休みの習い事ならびに夏休みの学習に関する調査」では、子どもに体験してほしいこととして重視していることに、「外で身体を動かすこと」「新しいことにチャレンジすること」があげられている。
また、文部科学省「21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)特別報告」では、学童期の自然体験や文化的体験などの「体験活動」は、20歳までにおける、自尊感情等にプラスの効果が見られるという結果も発表されている。
153の国と地域に仲間がいるガールスカウト
今回、そんな背景を踏まえて、ガールスカウト日本連盟が「ガールスカウト入会応援キャンペーン」を実施。
イギリスで始まったガールスカウトとは、153の国と地域に880万人の仲間がいる、世界最大の女性のための社会教育団体で、日本では1920年に始まり、現在約3万人が47都道府県約900カ所の拠点で活動している。
ガールスカウトでは、「自己開発」「人とのまじわり」「自然とともに」の3つを活動のポイントに置き、なにより少女たちの「やりたい!」と思う気持ちを尊重。挑戦できる機会を提供して、さまざまな体験を通して、少女たちの実行力、コミュニケーション能力、リーダーシップ能力を培っている。
さらに、自分自身と他の人々の幸福と平和のために、自ら考え行動できる人となれるよう、体験を通して少女たちの「友達を増やしたり、仲間と協力したりできるようになる」「何事にも積極的に挑戦できる」「自分の考えを発表したり、人の意見を聞いて話し合ったりすることができる」「状況に合わせて工夫するなど困難に対応する力が経験と年齢に応じて付いていく」力をはぐくんでいる。
初年度の「日本連盟会費」4,000円が無料
キャンペーンでは、今年4月~2026年3月(2024年度・2025年度)の期間、就学1年前および小学校1~3年生(5~9歳)の女児を対象に、新入会者の初年度の「日本連盟会費」4,000円が無料に!再入会の場合はキャンペーンの対象にならず、ガールスカウトで活動する際は、日本連盟会費のほか、都道府県連盟会費、団活動費、保険料、ユニフォーム・教材などの費用の負担は必要となる。
子どもにさまざまな体験ができる場を求めている人、習い事を検討している人は、この際に、詳しい情報をガールスカウト日本連盟事務局に問い合わせしてみては。
ガールスカウト日本連盟公式ホームページ:https://www.girlscout.or.jp/about/
(佐藤ゆり)