⽇本デザインコミッティーが主催する銀座松屋7階にあるデザインギャラリー1953では、企画展「世界を変えた日本の木の椅子 – HIROSHIMA –」を2⽉21⽇(⽔)~4⽉15⽇(⽉)の期間、開催中だ。
世界から注⽬を集める⽇本の⽊の椅⼦
「HIROSHIMA」は、2008年にプロダクトデザイナーの深澤直⼈氏と広島県にあるマルニ木工の協働により⽣まれた。「⼯芸の⼯業化」をモットーに、1928年の創業以来続くメーカーの精緻なモノづくりが活かされ、⼯芸的な⼿のぬくもりと清浄さを感じさせる。今ではApple本社で数千脚使⽤され、G7広島サミットにも採⽤されるなど、世界から注⽬を集める⽇本の⽊の椅⼦になっている。
「世界を変えた日本の木の椅子 – HIROSHIMA –」では、実⼨⼤の模型やパーツ展⽰、マルニ⽊⼯の製造⼯程の写真などを交えて、世界に広がり続ける「HIROSHIMA」を紹介する。
深澤直人氏コメント
展覧会担当である深澤直人氏は、「ずっといい⽊の椅⼦をデザインしたいと思っていたが、⽊の椅⼦をデザインすることは簡単なことではない。マルニ⽊⼯との出会いがその思いを実現させた。
マルニ⽊⼯の複雑な形に削り出す加⼯技術を体感して、無垢の⽊を彫刻のように削り込んだ⼯芸的な椅⼦をデザインしようと思った。デザイナーと作り⼿の思いが重なり⽣まれたHIROSHIMAは、わたしとマルニ⽊⼯の中で思い⼊れの強いアイコン的存在になった」とコメントしている。
デザインサロントーク&関連商品販売
また会期中、プロダクトデザイナー・深澤直⼈氏と、マルニ⽊⼯の代表取締役社⻑・⼭中洋氏によるデザインサロントークを開催する。詳細は⽇本デザインコミッティー公式サイトで確認を。さらに、松屋銀座7階 THE HOME・マルニコーナーにて、「HIROSHIMA」も販売しているのでチェックしてみて。
この機会に、企画展「世界を変えた日本の木の椅子 – HIROSHIMA –」へ足を運んでみては。
■第787回デザインギャラリー1953 企画展「世界を変えた日本の木の椅子 – HIROSHIMA –」
開催日時:2⽉21⽇(⽔)~4⽉15⽇(⽉)最終⽇午後5時閉場※営業⽇・営業時間の詳細は松屋ウェブサイトで確認を
会場:松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
住所:東京都中央区銀座3-6-1
松屋ウェブサイト:https://www.matsuya.com/ginza/
⽇本デザインコミッティー公式サイト:https://designcommittee.jp/
(角谷良平)