各界注目の布「ホームスパン」の魅力を探る新刊『つかう・つたえるホームスパン 岩手が紡いだ100年の布』が2月26日(月)より販売中だ。
魅力を探る特集本
羊毛でつくる手紡ぎ手織りの布、ホームスパンを知っているだろうか。軽くて温かく、やわらかな風合いと繊細な色使いが人気なのだが、実は岩手が全国唯一の産地とされている。
岩手日報社の新刊『つかう・つたえるホームスパン 岩手が紡いだ100年の布』は、ホームスパンの魅力を知ってもらおうと、さまざまな視点から取り上げた特集本だ。
知れば知るほどホームスパンが好きになる内容
同誌の編集・制作は、2015年発行『岩手のホームスパン』を手がけたタウン誌「てくり」のスタッフ。巻頭のグラビアから始まり、「つかう」「つくる」「しる」「ひろげる」「つたえる」の5章はどれも見応え・読み応え十分。
卓越した技量で素晴らしい布を生み出す作家たち、羊の生産者の熱意とホームスパンに魅せられた人たちの思い。そして岩手に根付いた100年の歴史。知れば知るほどホームスパンが好きになる内容だ。
見応え・読み応え十分
第1章「つかう」では、さまざまな製品を紹介。
第2章「つくる」は、手紡ぎ手織りの様子を丹念にたどる。
第3章「しる」では、ウールについて学ぶ。
第4章「ひろげる」は、作家と工房の世界を紹介。
第5章「つたえる」は、100年余りの歴史を振り返る貴重な誌面だ。
親子3代にわたって使い続けることができるホームスパン。近年はサステナブル(持続可能)な素材として各方面から注目を集め、首都圏のセレクトショップで取り扱われるほどだ。「時を越える布」の魅力を詰め込んだ、『つかう・つたえるホームスパン 岩手が紡いだ100年の布』を手に取ってみては。
公式サイト:https://books.iwate-np.co.jp/
(角谷良平)