北陸新幹線福井・敦賀開業日の3月16日(土)~31日(日)まで、JR敦賀駅と若狭西部の各地を結ぶ直通バス「若狭メモリーライナー」の実証運行は行われる。
「若狭メモリーライナー」の運行によって、若狭西部の観光が今よりもっと便利になる。北陸新幹線と若狭メモリーライナーに乗って、若狭西部の魅力的な観光スポットを巡ろう。
若狭西部の観光が便利になる直通バスの実証運航が開始
往路の運行はJR敦賀駅を出発し、道の駅「若狭おばま」、JR小浜駅(小浜市)、SEE SEA PARK、JR若狭本郷駅(おおい町)、JR若狭高浜駅、UMIKARA(高浜町)の順に停車する敦賀発便。
復路は、JR若狭高浜駅を出発し、JR若狭本郷駅、JR小浜駅、JR敦賀駅の順に停車する高浜発便がある。
敦賀発便は平日が午前9時50分発と午前10時50分発、土日祝日は午前10時50分発と午前11時50分発の各2便を運行し、高浜発便は、平日土日祝日問わず午後3時発の1便を運行する。
各便の定員は平日27名、土日祝は45名となっており、乗車料金は中学生以上1,500円、小学生750円、未就学児は無料。身体障がい者は付き添い1名まで無料のため、身体障がい者手帳等を提示しよう。
なお、敦賀駅発バスの途中乗車及び高浜駅発バスの途中下車はできない。乗車賃の支払いは現金のみとなる。乗車は先着順で、予約はできない。
直通バスで北陸新幹線福井・敦賀開業の効果をアップ
地域では、北陸新幹線福井・敦賀開業の効果を高めるため、観光客の受入環境整備や、観光施設、宿泊施設の整備など様々な取り組みを行なってきたが、敦賀駅から若狭西部への二次交通の充実が大きな課題となっていた。
そこで、小浜・おおい・高浜広域観光推進協議会では敦賀駅と若狭西部を直接結ぶ直通バスの運行について検討を進め、新幹線開業効果を高めるための二次交通の充実策として、直通バスの実証運行を行うこととした。
実証運行では、敦賀駅と3市町の観光施設やJR各駅をバス停として設定しており、JR小浜線の運行していない時間帯の運行とすることで、二次交通の充実を図っている。今後、実証運行期間中のバス利用状況を調査しながら正式運行に向けた検討を進めていく。
3月16日(土)~31日(日)の期間にJR敦賀駅や若狭西部へ訪れる人は、「若狭メモリーライナー」を利用してみよう。
(佐藤 ひより)