3月9日(土)、観光事業の始まりとなった「金沢 彩の庭ホテル」は開業10年目(9周年)という節目を迎えた。
北陸地域全体が互い協力し合う
2015年に金沢市で生コンクリート、土木建築、道路舗装などの事業を行う「髙田産業グループ」は工場跡地に「金沢 彩の庭ホテル」を開業した。
その間、2018年に、より地域経済の発展へとつなげるべく、単に泊まるだけではなく食事やツアー、移動など観光のすべてをサポートできるよう旅行会社「金沢アドベンチャーズ」を設立。
2021年からはラグジュアリーバス「彩の風」の運行も開始した。
今年開業10年目を迎え、新たな取り組みとして、ホテルと旅行会社、バス事業を合わせた観光事業を北陸のDMC(地域特化型の旅行会社/Destination Management Company)、すなわちHDMC(Hokuriku Destination Management Company)として位置付け、取り組んでいく。
また、北陸新幹線の金沢/敦賀間が3月16日(土)に開業することで「北陸」が注目されている。これを機に、地域の魅力を発信する側とそのコンテンツを楽しみにしている利用者をつなぐために一緒になって魅力を発信し、北陸地域全体が互い協力し合って、足りないところを補い、観光のレベルを上げていくことにも寄与していきたいと考えている。
お土産コーナーを新設
3月1日(金)に、直接的な地域貢献として、ホテル館内に地元企業とタイアップした商品のみを取りそろえた「お土産コーナー」を新設。
これまで同ホテルでは、館内の備品や客室のアメニティなどさまざまな地元のものにこだわってきた。利用者から大変好評を集め、自宅で使ってみたい・購入したいという声が多数上がっていた。
そこで、このニーズに応え、買って応援・食べて応援のような能登半島地震への支援を含めた地域経済の活性化につながると考え、「お土産コーナー」を設置することした。どれも地元企業とタイアップしたホテルのオリジナル商品ばかりで、ここでしか購入できない特別なものとなっている。この売上の一部は能登の復興支援に寄付する。
エバー航空とのコラボレーションプラン
さらに3月1日(金)より、エバー航空と北陸日台民間相互交流会とコラボレーション企画を実施中だ。
エバー航空利用者向けに、金沢または白川郷を巡るバスツアーと宿泊セットプランで10%割引を行うほか、お得な宿泊のみのプランも用意。この売上の一部は、日本赤十字社石川県支部が行う能登半島地震の災害救護活動に活用する。
開業9周年を迎えた「金沢 彩の庭ホテル」の新たな取り組みを、この機会にチェックしてみては。
■金沢 彩の庭ホテル
住所:石川県金沢市長田2丁目4番8号
URL:https://www.sainoniwa-hotel.jp
金沢アドベンチャーズ:https://kanazawaadventures.com/ja
彩の風バス:https://www.tk-g.co.jp/omotenashi/bus
(江崎貴子)