創業116年の陶磁器メーカーのニッコーは、これまでに培ってきた技術力とNIKKO FINE BONE CHINA(ニッコーファインボーンチャイナ)特有の柔らかな白さや透明感を生かした「兜 獅子に牡丹」を、3月12日(火)より公式オンラインストアにて数量限定で販売開始した。
獅子と牡丹がモチーフの凛々しいデザイン
「兜 獅子に牡丹」は、伝統を踏まえつつ、数年にわたる技術の粋を集めた商品。和室だけでなく、洋室のようなモダンな空間にも調和するデザインとなっている。
ニッコーの創業地・石川県にゆかりのある獅子、それと相性の良い牡丹をモチーフにデザインし、NIKKO FINE BONE CHINAならではの白さ、透明感、繊細さを備えた凛々しい姿を誇る。絵付けは熟練の職人によって一つ一つ丹念に施されている。
この兜に飾られている獅子は縁起物とされており、藩祖前田利家の金沢城入城の際、民衆が歓迎の獅子舞を演じて祝ったとされる逸話がある。獅子頭が強面なのは、その表情で悪いものを退けているため。そのことから魔除け厄除けとしてお祭りの時だけでなく、祝いの場でも親しまれてきた。
吹き返し、前立てには牡丹が施されている。百獣の王「獅子」と百花の王で富貴の象徴とされる「牡丹」を取り合わせて、吉祥の意味を強めた文様だ。また、牡丹は古くから「邪気を払う縁起の良い花」とされており、「無病息災」「邪気払い」などの意味を持つ。
また、NIKKO FINE BONE CHINA製でお手入れも簡単なので、永く飾るのにふさわしい。端午の節句のみならず、子どもが成長した後には季節の室礼としても楽しめる。
名入れの有無を選べる2種類を用意
「兜 獅子に牡丹」の素材は、兜本体がNIKKO FINE BONE CHINA、前立てがステンレス、グレー×白の両面仕様の袱紗がポリエステル。商品サイズは、兜がW300×D280×H310mm、袱紗が430×430mm、桐箱(脚、蓋込み)がW435×D380×H330mmだ。
今回は、「名入れ扇札付きの兜」583,000円(税込)と「名入れなしの兜」550,000円(税込)を、ともに数量限定品として用意。いずれも、3月20日(水・祝)までの注文で4月上旬に発送される。
「名入れ扇札付きの兜」は、注文を受けてから、ひとつひとつハンドペイントで丁寧に名前を入れて窯で焼き上げるオリジナル受注生産品。ひらがな・漢字・アルファベットから好きな文字を指定できる。扇札のサイズはW58×D10×H30mmだ。
受注生産品のため、発送までに3~4週間ほどかかり、3月21日(木)以降の注文に関しては、注文時期によっては5月5日(日・祝)の端午の節句に間に合わない場合があるのこと。
NIKKO FINE BONE CHINAについて
日本では、素地中に30%以上の骨灰を含むものをボーンチャイナと日本工業規格(JIS)で定められている。NIKKO FINE BONE CHINAは約50%にまで高められたボーンアッシュの含有量を誇り、「薄さ」と「白さ」が特徴だ。
ニッコーは、ボーンアッシュの含有量が通常50%を超えると成形が困難とされていたものを、研究を重ねて実現。厳選した原材料と石川県の国内工場での徹底した管理の元、純白のボーンチャイナをつくりだしている。
また、ボーンアッシュに含まれるリン酸三カルシウムが肥料として有効なことから、生産過程で生じる規格外品を肥料としてリサイクルする技術を確立した。
白さ、透明感、繊細さを備えた凛々しい兜で端午の節句を祝ってみては。
ニッコー公式オンラインストア:https://www.nikko-tabletop.jp
(Higuchi)