佐渡観光交流機構が運営する旅行の体験商品販売サイト「佐渡エンジョイプラン」の2023年度の年間利用数が、過去最高となる4,223名(2019年度:2,448名、2022年度:2,658名)となった。これに伴い、売上も過去最高を記録した2022年度と比較し、1.5倍と飛躍的に伸びた。
ウェブサイトのセッションも増加
佐渡観光交流機構では、これまで佐渡島への来訪者に対して体験商品の販売を行ってきた。顧客の旅行スタイル、年齢層、居住区などを分析しながら、地域の体験事業者と共に商品造成を行い、販売強化に取り組んできた。2023年度には、体験商品販売サイト「佐渡エンジョイプラン」を大幅にリニューアルしたことにより、ウェブサイトのセッションも128%に増加した。
「佐渡エンジョイプラン」好調の要因
佐渡観光交流機構が挙げる、3つの好調の要因をみていこう。
1つ目は、市場全体として、体験を志向する個人型旅行が増加しており、観光ルートに体験を組み込むニーズが増加したこと。2時間程度から楽しめる体験が広く受け入れられたと考えられる。
2つ目は、「佐渡エンジョイプラン」の注目度の向上。SEO対策や流入強化といったウェブ関連のマーケティング施策を行ってきたことで、「佐渡エンジョイプラン」の注目度が向上してきたそうだ。
3つ目は、市場調査による体験の企画や、体験商品の満足度アンケートを分析、商品の磨き上げを行い魅力を高めてきたこと。2023年満足度調査では満足度95%を達成したという。
魅力的な体験を多数用意
「佐渡エンジョイプラン」では、トレッキングの体験から歴史文化を学ぶことのできる体験まで、さまざまな体験を取り揃えている。
体験商品には、売れ筋の「きれいな海と最高のロケーションでシーカヤック体験」や
親子に人気の「遊ぼう『めおと岩』~磯ごっこ~」といったものがある。
より深化したファンづくりに注力
今後さらなる佐渡への入込み数の増加が予想される中、佐渡観光交流機構では、来訪者や来訪を検討している人々へアプローチを行っていき、自然や歴史、文化などを実際に体験してらもうことで、より深化したファンづくりに取り組んでいくという。また、来年度は、インバウンド向けのアドベンチャートラベル(※)も推進し、国内だけでなく国外にも佐渡島のファン層を拡大していきたいと考えているそうだ。
この機会に、「佐渡エンジョイプラン」をチェックし、佐渡旅行を検討してみては。
「佐渡エンジョイプラン」公式HP:https://www.enjoysado.net
(※)「アクティビティ」「自然」「異文化体験」の3つの要素のうち、2つ以上を組み合わせた旅行形態と定義されている。
(ソルトピーチ)