北海道の名店の味を未来に遺す「食の北海道遺産」プロジェクトでは、5月に閉店する、札幌駅直結のセンチュリーロイヤルホテル スカイレストラン「ロンド」の味を後世に残すため、“スパセン”の愛称で人気の裏メニュー「スパゲッティ センチュリー風」と、「ヴィシソワーズ」を商品化した。
洋食の賄い料理として誕生した“スパセン”
もともと洋食の賄い料理として誕生した和風スパゲッティ「スパゲッティ センチュリー風」。常連客からは略して“スパセン”と親しまれている。
ホテル開業当時より2階「テイファニー」で提供され人気を博し、その後「ティファニー」の業態変更に伴い、2011年より「ロンド」に受け継がれた。
スパセンは、みりんと醤油をベースに豚肉、ハムやピーマン、玉葱など具材も豊富で、熱々の鉄板の上に載せて提供し、食べる前に黒胡椒をふりかけ、卵を割って乗せて海苔をたっぷりとふりかけて食べるのがスパセンスタイル。
レストランからレストランへ、シェフからシェフへ。スパセンは、時代が変わっても、それを提供する人々の気持ちは当時から変わらず受け継がれ、現在では「知る人ぞ知る」メニューに。常連客だけでなく、ホテル従業員にもマニアが多い、伝統の昭和グルメだ。なお、現在ロンドでは提供していない。
そんなスパセンを商品化したものが、「スパゲッティー センチュリー風 ソース」。
センチュリーロイヤルホテルの回転レストラン「ロンド」の常連客の間で愛好された和風スパゲッティ用のソースで、好みの具材を加えて、みりんと醤油の風味で仕上げたシンプルな和風スパゲッティソースを麺と和えるだけで、家庭で気軽にスパセンを楽しめる。トッピングに卵と海苔を合わせれば、さらに風味豊かになるそう。
「スパゲッティー センチュリー風 ソース」は、40g(レトルトパウチ4袋入り)で、1,080円(税込)。
食べ応えのあるロンド流ヴィシソワーズ
今回登場するもう1つの商品は、「食べる北海道スープ-ヴィシソワーズ-」。
「ロンド」の夏のフルコースで提供されていた冷製じゃがいものポタージュ「ヴィシソワーズ」を商品化した。
ヴィシソワーズとは、じゃがいもとポロネギ風味の冷たいポタージュのこと。本来はポロネギで作るが、「ロンド」ではきめ細やかでなめらかな口あたりの北海道産じゃがいもと北海道産たまねぎを使用している。
さらに、北海道産の牛乳と生クリームを加えることで濃厚でクリーミーなヴィシソワーズに仕上げた。しっかりと食べ応えのあるクリーミーな口当たりのロンド流ヴィシソワーズは、栄養価があり、夏バテや体調不良時など、食欲が低下気味の時におすすめだ。
「食べる北海道スープ-ヴィシソワーズ-」は、80g(レトルトパウチ4袋入り)で、1,080円(税込)。
販売詳細
商品は、4月17日(水)よりドラッグストアの「サツドラ」全53店舗で販売。また、4月17日(水)~5月10日(金)の期間、センチュリーロイヤルホテルの2階ロビー特設ブースにて販売される。数量限定販売のため、完売次第終了となる。
「ロンド」の味を家庭で味わうチャンス!「スパゲッティ センチュリー風」「食べる北海道スープ-ヴィシソワーズ-」が気になる人は早めにチェックしてみて。
食の北海道遺産:https://shokukita.com/
(鈴木 京)