山の中で楽しく学べる親子参加型自然体験プログラムが、5月、6月に兵庫県・丹波篠山で開催される。里山の資源を使った草木染め体験や楽器作りなどが、キャンプとセットで体験できる。

「草むらの學校」について

プログラムを主催しているのは「草むらの學校」。丹波篠山市・草山地域での自然体験を通して、参加者に楽しみながら自然保護・里山再生などについて理解を深めてもらうことを目標に取り組んでいる。

昨年度から現在の形となりスタートした「草むらの學校」では、毎月異なる内容で毎週末に、親子向け自然体験プログラムとキャンプ宿泊をセットにして提供。日帰りでの参加も可能だ。

5月、6月に開催するイベント

5月の毎週土曜日には「初心者でも簡単！自然の植物を使った草木染め体験」、6月の毎週土曜日には「里山で大合奏！自然素材で楽器作り！」を開催予定。「草むらの學校」がある草山地域で自生する植物を活用して、ものづくりなどを楽しんでもらう。また、現在里山で起きている環境問題を始め、川上(山間地域)から川下(都市部)まで自然の恵みが日常生活の中で循環活用される魅力・楽しさを伝える。

5月は草木染め体験

5月のプログラム「初心者でも簡単！自然の植物を使った草木染め体験」では、キャンプサイト周辺の豊かな自然の植物を使って初心者向けの草木染め体験を行う。散策しながら足元に生えている野草や、樹木の葉っぱ、木の枝などを集め、それを使い、持参したタオルや手ぬぐいなどの布を染め上げる。

里山の植物に触れることで自然の力を改めて体感しながら、ものづくりを楽しむという、一味違うキャンプ体験を楽しめる。

開催日は、5月4日(土)・11日(土)・18日(土)・25日(土)の4日間。キャンプ宿泊プランの場合、翌日の日曜日はフリータイムとなる。

6月は自然の素材を使って楽器を作る

6月のプログラム「里山で大合奏！自然素材で楽器作り！」では、草山地域に自生している竹や木などを伐採し、その素材を使った楽器を作る。

昔の人々は山に入り木を切りマキとして使用したり、山から食材を採ったりと、日常生活と里山が密接に関係していた。山に入る機会が少なくなった現代の生活においても、災害や獣害防止のために、継続して人が山に入り手入れを行う必要がある。

同プログラムでは、このような社会背景も学びつつ、楽しみながら山の手入れを行い、その際に出る里山の素材を活用して、バードコールなどオリジナルの楽器を製作していく。最後は自由にデコレーションし、里山の中で自然の大合奏をしよう！

開催日は、6月1日(土)・8日(土)・15日(土)・22日(土)・29日(土)の5日間。キャンプ宿泊プランの場合、翌日の日曜日はフリータイムとなる。

プログラムの詳細、予約については、「草むらの學校」ホームページで確認を。また、SNSでもプログラムの様子や告知などを随時更新している。

親子で楽しみながら、里山の自然に触れる貴重な体験ができそうだ。

■草むらの學校
ホームページ：https://kusamura-no-gakko.com
Instagram：https://www.instagram.com/kusamura_school/
Facebook：https://www.facebook.com/kusayamanokusamura

(鈴木 京)