KOTARO NUKAGAは、現代アートギャラリー「KOTARO NUKAGA(天王洲)」を、TERRADA ART COMPLEX Iの3階から、TERRADA ART COMPLEX IIの1階に拡張移転!
新たなスペースは、6月末にオープン予定で、オープニングには「Rhizomatiks(ライゾマティクス)」の個展を開催する。
独自性の高いギャラリープログラムを展開
額賀古太郎氏がディレクターを務めるKOTARO NUKAGAは、異文化が交差し多様な情報が発信される六本木と、新たな現代アートの中心地として注目される天王洲に拠点を置き、国内外の先鋭的なアーティストと共に独自性の高いギャラリープログラムを展開。
アートは歴史や社会と対話し、批判的に人々の既成概念に揺さぶりをかける一方で、領域横断的に科学や先端的のテクノロジーなどをも思考や表現の対象に取り込んでいる。
このような柔軟性をもちつつ、同時に高度に制度化された言説空間を構築する現代アートの領域で、KOTARO NUKAGAは様々な活動を通し、その文法を紐解いている。
また、国内外の美術機関やコレクターなど、アートのエコシステムを構成する各コンポーネントと連動し、積極的にアーティストの活動を支援しつつ、既存の枠組みを超えた試みやプロジェクトを共に推進。KOTARO NUKAGAは、アートと社会の曖昧な関係性の上で、アートを成立させる歴史的、文化的、科学的、美学的な文脈にアプローチし、過去を読み解き、今を捉え直し、未来についてしなやかに思索している。
国内最大規模となる約386平方米の広さ
「KOTARO NUKAGA(天王洲)」の新たなスペースは、約386平方米の広さと5.5mの天井高を誇り、入り口近くの小ギャラリーと奥に広がる回遊性の高い「ロの字型」のスペースから構成され、様々な表現に対応する。
オープニングでは、真鍋大度氏・石橋素氏が主宰する、技術と表現の新しい可能性を探求し、研究開発要素の強い実験的なプロジェクトを中心に、昨今では現代アートの展覧会も多数開催しているクリエイティブコレクティブ「Rhizomatiks」の個展を開催。
「Rhizomatiks」がギャラリーで大規模な展覧会を開催し作品販売を行うのは、今回が初めての試みだという。
クリエイティブチーム「Rhizomatiks」
「Rhizomatiks」は、技術と表現の新しい可能性を探求し、研究開発要素の強い実験的なプロジェクトを中心に、人とテクノロジーの関係について研究しながらR&Dプロジェクトや作品制作を行うクリエイティブチーム。アーティスト、デザイナー、エンジニアで構成され、ハード・ソフトの開発からオペレーションまで、プロジェクトにおける全ての工程に責任を持つ。
また、外部のアーティストや研究者・科学者などとのコラボレーションワークを通じ、カッティングエッジな表現作品、研究を世の中に発表している。
旧店舗は「KOTARO NUKAGA Three」に改称
TERRADA ART COMPLEX Iの3階にある「KOTARO NUKAGA(天王洲)」は、「KOTARO NUKAGA Three(コタロウ ヌカガ スリー)」に改称。展覧会に加えて所属アーティストの作品を常設展示するビューイングルームの運営や、現在アートの研究を担うラボの設立など、様々な企画を通じて、“鑑賞者を中心に、現代アートの在り方、考え方、楽しみ方を拡張する空間”として、さらなる発展を続けていくという。
「KOTARO NUKAGA(天王洲)」の拡張移転後、「Rhizomatiks」の個展をはじめとした現代アートを見に足を運んでみては。
■KOTARO NUKAGA(天王洲)
新住所:東京都品川区東品川1-32-8 TERRADA Art Complex II 1F
公式HP:https://kotaronukaga.com
■「KOTARO NUKAGA(天王洲) | First Exhibition Rhizomatiks(仮)」開催概要
アーティスト:Rhizomatiks
会期:6月29日(土)~9月28日(土)
開廊時間:火~土曜日11:00~18:00
休廊日:日・月・祝、夏季休業8月11日(日)~19日(月)
「Rhizomatiks」公式HP:https://rhizomatiks.com
(佐藤ゆり)