わたしたちの福山フェス実行委員会は、8月7日(水)10:30~14:00に福山城北広場で開催する「わたしたちの福山フェス」のためのクラウドファンディングを、7月15日(月)23:00まで実施中。一般社団法人ふくやま社中が、この活動をサポートしている。
学生たちの学校を超えた交流を深めるために
わたしたちの福山フェス実行委員会は、福山市の中学生・高校生・大学生・専門学生の有志17名で構成されている。
今年の夏、初めて福山城で開催される「わたしたちの福山フェス」は、同実行委員会の若者が主体となり、学校の枠を超えた交流を実現するプロジェクトだ。
福山市では2022年より、「街の中に自分たちの居場所を作りたい」という想いから、福山市内の高校生が中心となって、自らお店へ行き、普段使わない場所を借りるためにお願いをして、自分たちの居場所を作る活動を行ってきた。
この活動を通じて、地域の人々と協力し、学校間を超えて様々な学校の人と繋がり、やりたいことに挑戦してきた。
しかしコロナ禍で、学生同士のリアルな交流は制限された。現在はオンライン授業から対面の授業に戻り、学校の行事も通常に戻ってきたが、同じ福山市に居ても同世代との対面での交流はほとんどないという。
同実行委員会は、福山城を舞台に、学校を超えた学生たちが実際に集まって交流を深めるイベントを開催することで、SNSでしか繋がることがなかった人たちともリアルな繋がりを築きたいと考えている。そしてこの経験を通じて、学生たちが地域の文化をより深く理解し、それを大切にする心を育むことを願っているという。
また、「わたしたちの福山フェス」において、学生主体で能登半島地震への寄付を募り、石川県の被災地へ寄付を届けることで、社会的な責任感を育み、社会に貢献したいとしている。
学生たちが「わたしたちの福山フェス」でやりたいこと
同実行委員会では、「わたしたちの福山フェス」で、学校や学年、年齢を超えた学生間の交流や地域の人々との交流を通じて、福山市内の若者たちの視野を広げ、相互理解を深めたいと考えている。
また、学生間の交流だけでなくサポートしてもらう地域の人々と交流により、地域社会におけるコミュニティ形成に寄与したいという思いも持っている。
さらに、福山城の文化的価値を再認識してもらい、観光や地域の魅力向上に貢献することや、学生主導の地域活動を通じて新たな価値を地域社会にもたらしたいとしている。
加えて、イベントの企画・運営を通じて、自主性やリーダーシップを身に付けること、問題解決能力や協働する力を養うこと、将来のキャリア形成に役立つスキルを学ぶことを目的としている。
開催資金を調達するために活動中
同実行委員会では、「わたしたちの福山フェス」開催のためのステージ・音響・テント・ミストファンなどの暑さ対策グッズ・ブーステント・電源・楽器レンタルなど、会場設営や設備にかかる150万円の費用を、自分たちでできることを提案して、削減している最中だという。
また、学校に配布するチラシや地域に貼るポスターの制作や印刷などの広告制作宣伝費が10万円、背中に応援企業の社名を記載する学生スタッフTシャツの制作費が10万円、動画や写真の撮影費が5万円、ブース販売機器レンタル・材料仕入れ代に10万円、福山城+福寿会館の会場費や備品・保険・その他の費用が10万円で、合計195万円の開催資金を必要としている。
現在、クラウドファンディングや、学生とサポート団体が企業へ協賛のお願いをしたり、6月1日(土)から毎週土曜日に開催されている福山市の夜店に学生が自ら出店をして開催資金を稼いでいるが、開催資金はまだまだ足りない状況だという。
わたしたちの福山フェス実行委員の実行委員長を務める近畿大学附属広島高等学校福山校3年・信岡桜介さんは、「(前略)私はこのイベントを行って『地域のさらなるつながり』『中高生の楽しめる場所を創る』を目的として、さらに本音は大人も学生も関係なく、来ていただく皆さん、出店やステージに出る一人一人が全力で楽しめるイベントにしたいと考えています。さらには今年のはじめに起きた能登半島地震によって被災した方たちへの寄付を行い、私たち学生も復興とさらなる発展に貢献したいと思います。応援よろしくお願いします」と話している。
イベントやクラウドファンディングの詳細は、プロジェクトページで確認を。
この機会に、福山市の学生らが取り組むイベント「わたしたちの福山フェス」をサポートしてみては。
READYFOR:https://readyfor.jp
プロジェクト名:「福山城×中高生の絆:地震支援を繋ぐ夏の祭典!」を開催したい!
(yukari)