摂南大学は8月8日(木)、夏休み特別企画として、工作機械を使用した体験型イベントを寝屋川キャンパス理工学部テクノセンター(以下、テクノセンター)で開催する。

世界に一つだけのオリジナル木製スタンドを作ろう

昨年度開催の様子

テクノセンターは、加工技術の設備を備えた教育・研究施設。ものづくりの面白さを地域の人々に伝えるため、定期的に見学会やものづくりイベントを開催している。

初開催となった昨年度は、総勢17人の小学生が、テクノセンター教職員の指導のもと、工作に取り組んだ。ペーパーウェイトの手仕上げ加工では「ねじ」がきちんとかみ合うように、慎重に、時には大胆に工具を使用。木製スタンドづくりでは、自分がデザインしたイラストや文字が木製の板に刻まれる様子を食い入るように見守り、完成した瞬間にワッと盛り上がりを見せていたという。

今回は、金属材料を用いた「ペーパーウェイトの手仕上げ加工」と、パソコンでレーザー加工機を動かして「世界に一つしかない文字入りオリジナル木製スタンド」を製作する。木製スタンドは、スマートフォンやゲームマシンなどのスタンドとして使うことも可能だ。製作物はそのまま持ち帰れるので、夏休みの自由研究や思い出にもなるだろう。

イベント・応募概要

今年の体験型イベントは8月8日(木)に開催。午前の部は10:00～12:00、午後の部は13:30～15:30に開催される。参加費は無料。対象は小学4年生～6年生で、午前10組・午後10組の計20組の参加を受け付けている。保護者同伴と公共交通機関の利用が必須だ。

当日の持ち物は、筆記用具、飲み物、タオル、動きやすく汚れてもいい服装、運動靴(サンダル・クロックス不可)。服装の条件を満たしていない参加者は、作業できない場合がある。

参加には、メールでの予約が必須。7月1日(月)〜16日(火)の申し込み期間内に、件名を「体験イベント参加希望」とし、参加者の氏名、年齢、希望時間帯を入力してメール送付しよう。送信先のメールアドレスは、摂南大学公式サイト内にある、イベント詳細ページから確認できる。申し込み多数の場合は抽選が実施され、参加確定者にはメールで連絡が行われる。

地域の人々がものづくりに触れ合える環境を提供

汎用機械やCNC工作機械、レーザー加工機、プレス機、溶接機など、各種工作機械を数多く取り揃えているテクノセンター。教育や研究をはじめ、産学連携、地域貢献など「ものづくり」にかかわる多様な事業を展開するほか、授業のための教材作成や、研究用の特殊部品の製作など、教育・研究の支援も行っている。

また、地域貢献の一環として、ものづくりにかかわるイベントなども実施。ものづくりのプロジェクトスペースとして、学生に限らず、教職員や地域の人々にも、快適な環境とサービスを提供している。日頃使うことのない大型設備を通して、より多くの人にものづくりと触れ合ってほしいという。

夏休みに親子で楽しめる、摂南大学のものづくり体験イベントに参加してみては。

■ものづくり体験イベント
開催場所：摂南大学 寝屋川キャンパス 理工学部テクノセンター 8号館1階
所在地：大阪府寝屋川市池田中町17-8
摂南大学公式サイト：https://www.setsunan.ac.jp

(田中彩文)