7月30日(火)・31日(水)の2日間、東京・丸の内KITTE地下1階の東京シティアイ パフォーマンスゾーンにて、防災に関する知識向上を目的とした「首都圏防災フェア 2024 夏」が開催される。防災備蓄用紙製食器「折り紙食器 beak(ビーク)」を手がける奥村印刷も出展する。
夏季の都市型災害についての情報を中心に発信
「首都圏防災フェア」は、2023年9月1日「関東大震災発災100年」及び「防災の日」を機に、改めて災害についての危機意識の向上と災害への備えを学ぶためのイベントとしてスタートした。
猛暑時期における災害は、ヒートアイランド現象の影響を受ける首都圏の方が、地方よりもリスクが高いといえる。今回で3回目の開催となる「首都圏防災フェア」では、都市型災害の特性を踏まえた高層ビルのオフィス防災や帰宅困難者対策だけでなく、夏季における注意事項などを中心に情報発信していくという。
基調講演・トークセッションを実施
今回の基調講演のテーマは、「これからの首都圏防災とまちづくり・帰宅困難者対策(夏ver)」。夏季の都市型災害、特に高層ビルが林立するオフィス街における一時滞在や避難所生活を前提として、直面する災害から生命を守るために何に注意し、何を備えておくべきかについて情報発信する。
基調講演後は防災関連の有識者を招いたトークセッションも予定しており、「自助」「公助」「共助」のあるべき姿や、その実態と災害対策について事例を用いながら情報発信とディスカッションを行う。
保存食試食ミニコンテストも開催
そのほか、各出展社より提供された保存食数種類を来場者に試食してもらう「保存食試食ミニコンテスト」や、出展各社の災害に対する取組紹介、防災商品の説明といったPRタイムも実施。
フェアには、アイデアクラウド、江崎グリコ、応用地質、奥村印刷、カスタネット、湖池屋、シーエスワン、ジャパングッズ、中央大学杉並高校、南三陸町観光協会(広報関連)、千代田区(広報関連・災害備蓄品提供)が出展する。
「折り紙食器 beak」を展示・紹介
奥村印刷は、イベントで使用するパネルやポスターなどの資材製造協力を行うとともに、自社製品の防災備蓄用紙製食器「折り紙食器 beak」を展示・紹介。また、ワークショップとして組み立て体験コーナーを設置する。
「beak」は、A4サイズというコンパクトさと、糊も接着剤も使わずに折るだけで出来上がる食器。組み立てると耐水・耐油・耐熱性能がある丈夫な紙食器となる。パルプ100%、FSC認証紙使用で、特許を取得し、第48回発明大賞の考案功労賞を受賞した。
出展者・主催者一同コメント
出展者・主催者一同のコメントは以下の通り。
「今回で3回目の開催となり、従来通り多くの方々に都市防災に関心を寄せていただき、首都直下型地震に備えていただくことの重要性や帰宅困難者対応を学んでいただくことに期待しています。地震や災害に対する理解を深め、安全な行動を身につけることで、共により安全な社会を築いていくことができると確信しています。今回のイベントでも『都市防災』に焦点を当てることだけでなく、『災害』を“じぶんごと”として参加者の皆様ご自身で都市での防災についての意識を高めていただく機会の創出となれば幸いです。是非お立ち寄りください。」
「首都圏防災フェア 2024 夏」に参加して、防災に関する知識を深め、意識を高めてみては。
■「首都圏防災フェア 2024 夏」開催概要
日時:7月30日(火)・31日(水)11:00~18:00
会場:東京シティアイ パフォーマンスゾーン
住所:東京都千代田区丸の内2丁目7-2 KITTE地下1階
折り紙食器 beak:https://www.okum.net/beak/
※出展社については予告なく変更になる場合がある。
(佐藤ゆり)