だれもが夢をもてるゆたかな社会を目指す「日本車椅子ハンドボール連盟」は、初の世界選手権出場が決まった車いすハンドボール日本代表の参加資金を募集するため、クラウドファンディングを実施している。募集期間は7月31日(水)までで、目標金額は400万円だ。
クラウドファンディング実施の背景
「日本車椅子ハンドボール連盟」は、日本代表選手・スタッフの選考と強化事業に取り組んできた。しかし、これまで国内の活動に主眼を置いてきた同連盟は、国際大会に参加する日本代表選手団の活動を完全に支えるだけの資金力に乏しく、選考練習会や強化練習会などの国内活動のみならず、海外派遣にも選手一人ひとりに自己負担を求めざるを得ない財政状況だという。
そこで、日本代表選手団の世界選手権大会への出場、並びにパラスポーツとしての車いすハンドボール競技の普及振興のための支援金をお願いするために、このたびクラウドファンディングにチャレンジすることになった。
「日本車椅子ハンドボール連盟」のビジョン
「日本車椅子ハンドボール連盟」の今後のビジョンを紹介しよう。
世界選手権は、日本代表として初めての国際大会になるが、強化合宿を通し、個人の技術の向上と戦術の理解を深め、チームとしての力をつけ、全力で戦いメダル獲得を目指す。
大会期間中は、世界ハンドボール連盟(IHF)より世界に向けて大会の模様が発信され、日本代表チームの活躍も世界に展開されるが、「日本車椅子ハンドボール連盟」からも、同連盟HPの活動報告ページやSNSを通して日本代表チームの活躍を発信する。
そして、出場した代表選手たちは、国際舞台での経験を生かし、日本のパラスポーツの振興とともに、共生社会の発展にむけ、さらなる努力を続けていく。
さらに、「日本車椅子ハンドボール連盟」は、この国際大会の経験を通し、同連盟のビジョンである「だれもが夢をもてるゆたかな社会」そして「輝く未来」にむけてさらに精進していくとしている。
6月に強化合宿を実施
6月22日(土)・23日(日)には、愛知県の日本福祉大学美浜キャンパスで車いすハンドボール日本代表第1回強化合宿を実施。
昨年の全国大会で優勝したKnocku SCから諸岡選手や伊藤選手のほか、西地区からも安田選手(LBH)や横江選手(LBH)、女性選手として大石選手らが参加した。
今回の合宿では、世界選手権に出場する日本代表選手を最終的に選考するため、最初に日本代表チームのビジョンや選考基準についての共有を行った。
ビジョンの中には「ハンドボールファミリー」というキーワードがあり、この合宿にいるメンバー1人1人が支え合う家族のような存在になれるよう、合宿中は選手・スタッフ共にコミュニケーションを多く交わすよう意識している姿が見られたという。
クラウドファンディングを通して、メダル獲得を目指す車いすハンドボール日本代表を応援してみては。
READYFOR:https://readyfor.jp/
プロジェクト名:車いすハンドボール日本代表を初の世界選手権に送り出したい
日本車椅子ハンドボール連盟HP:https://jwhf.jp/
(ソルトピーチ)