忍者の里として知られる滋賀県甲賀市の自社蒸留所で精油を抽出している「ninjaroma」が気分に合わせて調合できる和精油アロマクリームを作るため、クラウドファンディングを実施中だ。
忍者が薬を調合したように使える和精油アロマクリームとは
この度、「ninjaroma」はクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で、香り高い自社の和精油を手軽に堪能してもらおうと、アロマクリーム(ヒノキ/ユズ)と調合用信楽焼皿をセットにした商品を企画。
集中・安定・リフレッシュが期待できるヒノキは甲賀産、リラックス・ストレス軽減が期待できるユズは奥伊勢産を使用し、香り高い精油を自社蒸留所で抽出する。
また、ヒノキは芯材部分、ユズは外果皮のみを丁寧にむいて使用。
一般的には樹皮も含んだ材や、果実の搾汁かすを原料にすることもあるなか、原料を限定することで高品質の精油を抽出しているという。
さらに、平安時代から続く茶栽培の地・甲賀産の茶の実から搾油した稀少な茶の実油を保湿成分として配合。
それらを鎌倉時代から続く信楽焼の窯元に特注した調合皿とともに届ける。
かつて忍者が薬を調合したように、信楽焼の調合皿で混ぜ合わせ、その日の体調や気分に合った使い方ができる。
クラウドファンディングは8月31日(土)まで実施され、リターンの発送は11月頃を予定しているという。
プロジェクト立ち上げの背景
ninjaromaの代表は、プロジェクト立ち上げの背景をこのように話す。
「40数年前、私が幼少期の頃、祖父が植樹のためによく山へ連れて行ってくれました。たくさんの苗木を植えながら『君が大きくなった頃にこの木も大きくなるんだよ』『ご先祖様もこうやって植えてくれたからこんなに大きな木が沢山あるんだよ』と話してくれました。今は亡き祖父も、次世代へ自然の恵みを残すためにせっせと山の手入れをしてくれていたのです。
そうして引き継がれてきた木々を使って、この精油(エッセンシャルオイル)を作っています。間伐材を有効活用することによって、豊かな自然を残すことができます。規格外の果実を活用することで心配なく育てることができ、耕作放棄地を減らすことができます。
持続可能な社会のために、ninjaromaでは日本の自然の産物を使い、香りで日本の素晴らしさを伝えています。大切に育まれた日本のこの自然の恵みを皆様にお届けしたいと思っています」。
気になる人は、クラウドファンディングページで詳細を確認してみては。
Web:https://ninjaroma.com
CANPFIRE:https://camp-fire.jp
プロジェクト名:忍者が薬を調合したように気分に合わせて調合できる和精油アロマクリームを作りたい
(柿崎真英)