日本テーラワーダ仏教協会は、9月8日(日)に一般の人向けに初期仏教講演会『ブッダが教える「自己中のススメ」』を開催する。参加費は無料で、誰でも参加することができる。
ブッダが提案する新しい「自己中のススメ」
「あのひとは自分のことしか考えていない」複雑な人間関係のなかで、そんな嘆きを耳にすることは珍しくないだろう。
協調性を欠いた人を揶揄する「自己中(ジコチュウ)」という言葉はカジュアルな悪口だが、誰だってホントは自分が大事。その本音を否定しきれないことも事実だ。
仏教の開祖であるお釈迦さま(ブッダ)は、「私は存在しない(無我)」という真理を発見した。ブッダから見れば、そもそも「自己」は幻覚だということになる。しかし経典を紐解いてみると、ブッダはあちこちで「自己中になれ」を説いているのだそう。
もしブッダがただの「自己中」だったら、皆から嫌われて仏教もとっくに滅びていたはず。ところが、ブッダが教えたとおりに「自己中」を実践すると、他者に迷惑をかけるどころか、むしろ皆の役に立って頼りにされる人格者になってしまう。面白い逆説なのだ。
今回の初期仏教講演会で、ブッダが提案する新しい「自己中のススメ」を学んでみよう。
参加申込を受付中
『ブッダが教える「自己中のススメ」』の開催日時は9月8日(日)13:30~16:30。開場は13:10。
会場は、滝野川会館大ホールだ。参加費は無料で、定員は500名。申込は「こくちーず」URLへアクセスしよう。
講師は、アルボムッレ・スマナサーラ長老が務める。
講師はスリランカ生まれの僧侶
講師のアルボムッレ・スマナサーラ長老は、スリランカ生まれの僧侶。13歳で出家得度。スリランカ国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとった後、1980年に来日した。
現在は日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事し、ブッダの根本の教えを説き続けている。NHKテレビ『スイッチインタビュー』『バリバラ』などにも出演。シリーズ累計45万部以上のベストセラー『怒らないこと』(大和書房)など著書多数。
初期仏教講演会『ブッダが教える「自己中のススメ」』に参加し、ブッダが提案する新しい「自己中のススメ」を学んでみては。
■滝野川会館大ホール
住所:東京都北区西ヶ原1-23-3
日本テーラワーダ仏教協会:https://j-theravada.com
申込URL:https://www.kokuchpro.com/event/240908
(江崎貴子)