東京都港区の「品川シーズンテラス」では、野外シアターイベント「品川オープンシアター Vol.12」を9月7日(土)に開催する。
映画の世界観と現実が重なる野外シアターイベント
「品川オープンシアター」は今年で12回目の開催となる毎回話題の野外シアターイベント。夜空の下、広々とした芝生広場で思い思いにくつろぎながら、巨大スクリーンで映画作品を楽しむことができる。
ほかにはない品川オープンシアターの魅力は、シアタープロデュースチーム「Do It Theater(ドゥイット・シアター)」が演出する、映画の世界観と現実を融合させた空間装飾。入口から東京タワーに向かってレッドカーペットが伸び、会場のあちこちで映画の世界観に没頭できる仕掛けが盛りだくさんだ。
初のアニメーションを上映
今回の上映作品はマーベルコミックの大人気ヒーローアニメ『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』。2023年公開時、これまでの常識を打ち破る映像表現として世界で大喝采を浴びた話題作を大迫力スクリーン&サウンドで鑑賞することができる。
ピーター・パーカー亡きあと、スパイダーマンを継承した⾼校生マイルスがたどり着いたのは、さまざまなバースから選び抜かれたスパイダーマンたちが集うマルチバースの中⼼。そこで目にした未来は、愛する人と世界を同時には救えないという、かつてのスパイダーマンたちが受け入れてきた<哀しき定め>だった。それでも両⽅を守り抜くと固く誓ったマイルスの大きな決断が、やがてマルチバース全体を揺るがす最大の危機を引き起こす、というストーリー。
「運命にあらがい、自分の物語は自分で決める」スパイダーマンたちの姿は、大人も子どもも年齢を問わず勇気をもらえそう。
最大の見どころは、別の宇宙から多くのスパイダーマンが迷い込んでくる「マルチバース」という設定を、最大限に表現したその革命的映像表現。グラフィティアート、水彩画、3DCGなど、世界のトップクリエイターが描いた全く異なるタッチのスパイダーマンたちが、縦横無尽にスクリーンを飛び交う。
スパイダーマンならではの疾走感あふれるアクションシーンに加え、ビビッドで斬新なアメコミ風の演出、随所に散りばめられた小ネタなども含め、必見ポイントが満載だ。
会場では、マーベルコミックのようなアメコミ風のポップな演出の会場装飾や、作中に登場するモチーフをあしらったフォトスポットなどを体験することができる。
これまでに、2019年6月にVol.08『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』、
2022年9月にVol.10『バック・トゥ・ザ・フューチャー2&3』を上映している。
作品世界に合わせ品川港南エリアの人が出演
さらに、今年の特別企画として、「オープニングムービー・ワークショップ」を事前に開催。さまざまな絵柄のスパイダーマンがスクリーンを飛び交う作品世界に合わせて、品川港南エリアの人々がつくり出演する。完成した映像は、イベント当日の上映前に巨大スクリーンでお披露目される。詳細は公式サイトでチェックしてみて。
「品川オープンシアター Vol.12」の開催時間は、11:00〜21:30、野外上映は18:30〜21:00、キッチンカー出店は11:00〜21:00。雨天の場合は9月8日(日)に順延される。参加費無料、予約不要。ただし飲食物の購入は有料。なお、会場内の混雑が予想される場合は入場制限を行う場合がある。
品川のまちが「映画」でつながる
品川オープンシアターに続いて、天王洲や品川インターシティでも映画イベントを開催され、品川のまちが「映画」でつながっていく。
「TENNOZ CANAL FES 2024 -AUTUMN・WINTER-」では、10月18日(金)・19日(土)に天王洲アイル第三水辺広場にて「水辺の映画祭」、10月19日(土)にアイルしながわにて「こども映画祭」を実施。
11月11日(月)〜16日(土)の期間、品川インターシティ・品川グランドコモンズにて「品川国際映画祭」が予定されているので、こちらもチェックしてみて。
「品川オープンシアター」で映画の世界に飛び込んだような会場装飾とともに、革新的アニメーション『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』を楽しんでみては。
■品川オープンシアター Vol.1
開催日時:9月7日(土)11:00~21:30 ※雨天の場合9月8日(日)に順延
野外上映:18:30~21:00/キッチンカー出店 11:00~21:00
会場:品川シーズンテラス イベント広場/東京都港区港南1丁目2番70
参加費無料:予約不要 ※飲食物の購入は有料
※会場内の混雑が予想される場合は入場制限を行う可能性がある
■詳細URL:https://sst-am.com/event/9045.html
(山本えり)