大阪音楽大学は、阪急宝塚線沿線のホールをつなぐコンサート・第4回「阪急宝塚線ミュージック駅伝MOT! 2024」を、10月9日(水)~12月11日(水)の期間に開催する。
音楽を軸とした場をリレー形式でつなぐ
「阪急宝塚線ミュージック駅伝MOT!」は、阪急宝塚線沿線に点在している複数のホールや大学の施設が連携し、音楽を軸とした場をリレー形式で「駅伝」のようにつなぎ、沿線の音楽文化の魅力を創出することを目的としたプロジェクト。
「音楽で人と地域をつなぐ」ことを目指す大阪音楽大学ミュージックコミュニケーション専攻の学生が、地域のホールと連携して運営にあたっている。
2021年秋に本プロジェクトを開始し、第4回を迎える今年も「この街には音楽がある」をテーマに掲げ、開催の準備を進めている。
参画ホールは、「池田市民文化会館アゼリアホール」「大阪音楽大学ザ・カレッジ・オペラハウス」「常翔ホール」「宝塚市立文化施設ベガ・ホール」「豊中市立文化芸術センター」「箕面市立メイプルホール」といった、阪急宝塚線沿線の6つの音楽ホールだ。
地域の音楽文化を再発見するきっかけに
、第4回を迎える今年もテーマは「この街には音楽がある」。阪急宝塚沿線地域の音楽文化を再発見するきっかけを作りたい、という思いが込められている。
参加各ホールが主催する公演と、その間をつなぐフリンジイベントで、阪急宝塚線沿線の音楽文化を盛り上げるという。
予定公演の一例を紹介
予定されている公演から、いくつか紹介しよう。
10月9日(水)14:00開演の公演は『《身近なホールのクラシック》室内楽12345!-ソロからクインテットまで-』。プロコフィエフ「無伴奏ヴァイオリン・ソナタより抜粋」、ルクレール「2つのヴァイオリンのためのソナタより抜粋」、モーツァルト「ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 変ロ長調 K.424」などを楽しめる。
10月12日(土)13:30開演の公演は『第372回市民のためのオルガンコンサート~風と光の中へ~』。オルガンは、1本1本の笛に空気が送られて音になる楽器。さまざまな音を紡いで時代や国柄をあらわす音楽が生まれる。J.S.バッハ「前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548」、デュボア「アレルヤ」「光あれ」などを上演する。
11月3日(日)14:00開演の公演は『ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団 第65回定期演奏会 ハイドン/オペラ「薬剤師」』。J.ハイドンの歌劇「薬剤師」全3幕を原語上演かつ字幕付で上演。
11月4日(月)13:00開演の公演は『親子で楽しむ常翔コンサート』第1部「不思議な森への大遠足」、第2部「星からの贈りもの」、第3部「スタジオ・ジブリ大集合」、第4部「聴いてびっくり♪珠玉のミュージカル」が上演する。
上記のほかにも、各施設での公演、入場無料のフリンジイベントなどの開催が予定されている。最新情報、詳細については公式サイトでチェックしよう。
文化施設と大学が連携し、阪急宝塚線沿線の新たな音楽文化を創出する、第4回「阪急宝塚線ミュージック駅伝MOT! 2024」をチェックしてみては。
公式サイト:https://musicekidenmot.org
(鈴木 京)