オープン・エーは、愛知芸術文化センター内にて市民に開かれた新しいアートスペース「AOAA(Aichi Open Art Atelier)」を運営している。このアートスペースは、市民の創作活動や学びの場として、多様な利用が可能だ。
今年7月より愛知県が実施するパイロット事業としてスタートし、2025年2月までの期間限定の実証実験として開設された。
「つくってく?」がコンセプト
「AOAA」は、アート活動だけでなく、ワークスペースや勉強の場所としても利用できる多目的スペースだ。「つくってく?」をコンセプトに、愛知芸術文化センター地下2階にオープンした。
このアートスペース、2022年度より愛知芸術文化センターの施設活性化検討調査が始動し、2023年度の社会実験を経て、今年度は新たなコンテンツを加えて開館。行政、民間企業、市民が一体となった共創事業として展開している。
WIFI、電源、ワークスペース、リソグラフ、ギャラリーなど、創作活動をサポートするための設備が整っている。
「一箱かきましギャラリー」に展示できる
多目的スペースでは、『つくるが生まれる「空間」』『つくるを相談できる「サポーター」』『新しい出会いがつくれる「交流イベント」』の3つを応援する。
スペースでは、ワークスペースとして仕事や勉強にも利用することができるほか、アート業界で働く人を招いたトークイベント「Atelier Open Talk」を昨年度に引き続き今年度も開催する。
「一箱かきましギャラリー(本棚貸出事業)」では、広義のアートをテーマに、老若男女プロアマ問わず、自分自身の作品、興味関心のある作品、本などを一箱のなかで自由に配架・展示して、情報や価値観を共有できる場としてAOAAの本棚を利用できる。また、作品の販売やワークショップ等も料金内で可能だ。
9月21日(土)を除く金土日の13:00〜13:30、オーナー希望者向け説明会を実施している。現在登録中のオーナー一覧及び募集については、「一箱かきましギャラリー」HPを確認しよう。
今後のイベントをチェック
今後のイベントをチェックしていこう。9月22日(日)13:00~16:00に開催される「リソグラフ印刷機で名刺を刷ろう!」は、リソグラフ印刷機で名刺作成を行う。リソグラフとは版画のような温かみのある仕上がりが特徴の印刷方法だ。定員は、5名。実施日程などの詳細はPeatixのリンクより確認を。
また、9月16日(月)には、小中高校生向けのデジタルコンテンツ体験会「わくわくプログラミング教室」が開催されるほか、11月2日(土)には、ワークショップ「Wikipedia ARTS(ウィキペディア アーツ)in AOAA(仮称)」が開催される。イベントでは、参加者が愛知県美術館で所蔵品を鑑賞し、ウィキペディアンを講師にウィキペディアの編集にチャレンジするという。
さらに、11月9日(土)・10日(日)には「あいち芸文ZINEの市」が開催される。ZINEやアートに興味がある人、新しいカルチャーに触れたい人、自分だけのオリジナルZINEを作りたい人など様々な人の発信の場所であり、コミュニケーション創出の場所となるイベントだ。申し込みや詳細については、「AOAA」公式Instagramで確認しよう。
愛知芸術文化センター内に「つくってく?」をテーマにしたオープンアトリエがオープン!この機会に、アートスペース「AOAA」を利用してみては。
■AOAA
所在地:愛知県名古屋市東区東桜一丁目13番2号 愛知芸術文化センター地下2階
期間:7月19日(金)~2025年2月28日(金)
開館時間:金土日12:00〜18:00 ※最新営業時間は、AOAA公式Instagramで要確認
Instagram:https://www.instagram.com/aichi_open_art_atelier
「一箱かきましギャラリー」詳細:https://note.com/manabibunko/n/n09a434f6f0a8
Peatix:https://rsomeishi.peatix.com
(江崎貴子)