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【宮城県旧古川市(大崎市)】大崎市の中心部へ。吉野作造にも触れて

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宮城県旧古川市(大崎市)

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、宮城県旧古川市(大崎市)を写真とともに紹介する。

Vol.306/宮城県旧古川市(大崎市)

次にやって来たのは旧古川市だ。大崎市の中心部であり、かつては古川市と呼ばれていた。市から市へと移り変わったわけだ。古川という市名は無くなってしまったわけだけれど、まちの中心駅は古川駅であるし、ほかにもあちこちで古川の地名は残っていると感じられた。

また、数日前から旧古川市を拠点に動いていて、朝の光と田んぼが綺麗だったり、落ち着いた住宅街を歩いたり、カレー屋さんに入ってみたりもした。

それに、館内は撮影禁止であるものの、吉野作造記念館にも訪れた。古川は、吉野作造生誕の地だ。

朝の光

黄色いポストだ

スープカレーを食べた

水路

まちを歩きながら

吉野作造記念館

線路に沿って

古川駅へ

吉野作造という人物について、聞き覚えはあったけれど、具体的な人物像に触れたのは今日がほぼ初めて知った。吉野作造は、大正デモクラシーの旗手だった人物だ。

館内に入ると、「映像もありますのでよかったら」と案内してもらい、20分間ほどストーリー仕立ての映像を見た。吉野作造が現代に現れて、すれ違った少年に「中央公論(かつて論文を寄せた)」を手渡し、その少年が吉野作造を知っていくストーリー(のような感じ)。どっどこ太鼓が鳴り、少年は走り出し、展開はしっかりとした映画だ。そして、吉野作造の人生が紐解かれていった。

選挙権が限られていた時代に民主主義の精神を説き、国民に寄り添い、国民をもとにした政治の実現を目指した吉野氏。思想にはキリスト教が組み込まれていたとも知って、同じ時代のほかの人物のストーリーも追ってみたくなった。やはり、あるべき未来を信じて声を上げていくことは、リスクを背負いながらでもあり、凄みを感じる。人物像に触れるということは、毎回新しい発見がある。

吉野氏の名言のひとつ
「路行かざれば到らず、為さざれば成らず」

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247

   

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