10月19日(土)~27日(日)、四国カルスト天狗高原、星ふるヴィレッジTENGUなどで星を楽しむイベント「つのフェス2024~紫金山アトラス彗星の輝きを求めて~」が開催される。
伝統的な演舞や星のソムリエによるトークショー開催
「つのフェス2024~紫金山アトラス彗星の輝きを求めて~」では、9日間にかけて様々なイベントが用意されている。10月20日(日)のステージショーの予定は次の通り。
11:00~12:00の「津野山古式神楽」は、913年(延喜13年)に藤原経高が京より津野山郷(現在の津野町、梼原町)に来国し、開拓を始め三嶋神社を祭り始めた当時に伝えられたとされている。
五穀豊穣、無病息災その他を祈願して秋祭りには氏子が神社へ奉納する。 舞には数多くの所作があり、舞い納めるには約8時間を要する。
12:20〜12:50の「Makana o ka ‘āina Hula Studio(マカナ・オ・カ・アイナフラスタジオ)」は、フラダンススタジオの人々によるフラダンス。
高知県内各地にレッスンスタジオがあり、高知県立美術館での定期発表会、国内外でのステージイベント出演など精力的に参加している。
13:00~13:55の時間帯を担当する「イワシロアヤカ」氏は星空体験プロデューサー、星のソムリエ。当日は、星をテーマにしたトークショーを開催、星の歴史や謎に迫る。
高知県を拠点に活動するバンドによる音楽も
14:00~14:20の「サンドイッチパーラ―」は、高知県を拠点に活動している2人組音楽ユニット。
世界中あらゆる場所で愛されるサンドイッチのように、形や味付けにしばられず気軽に楽しめる音楽を届けたい、という思いから命名された。星にまつわるカバー曲やオリジナル曲を披露する。
14:40~15:10の「Laugh2(ラフラフ)」は高知を愛し歌い続ける、男性6人が結成したアカペラグループ。プロ、アマ、社会人、学生の枠を超え集まった彼らのレパートリーは、オリジナルの楽曲はもちろん、誰もが耳にしたことのある懐メロやJ-POPのカバーなど多岐にわたる。
そして15:20~16:00に出演する「MUSICAL TIME(ミュージカルタイム)」は、オーケストラ、吹奏楽、POPS、クラシックのようなジャンルを設けず、音楽を必要とするすべてのシーンでニーズにあった演奏スタイルで音楽を提供している音楽団体だ。
来場者も参加できる体験コーナーや植物観察会
ほかにも、10月20日(日)の体験コーナーでは先着順で、光る星座うちわづくり、望遠鏡づくり、彗星の核づくりを無料体験できる。
「馬場館長と行く植物観察会」は参加費無料で定員15名となっている。カルストテラス集合で時間は13:00から、参加は事前申込制。申し込みの詳細は特設サイトを確認しよう。
また、出店ブースで購入した人は11:00~16:00、トゥクトゥクに乗って四国カルストの大地を周遊できる「ツノトゥク周遊」も。
星のスペシャリストによる講演会はどれも無料
10月20日(日)16:00~17:30にコメットハンター関勉氏による「宇宙のなぞに挑戦」、
26日(土)16:00~17:00に宇宙航空研究開発機構の片山晴善氏による「宇宙から見る地球環境」、
27日(日)16:00~17:30に海洋研究開発機構 高知コア研究所の伊藤元雄氏による「彗星のかけらを分析すると地球の歴史がみえてくる」など、星のスペシャリストによる講演会も行われる。
講演会はどれも参加費無料だが、先着40名、事前申込制となっている。
天文学で天才と称された片岡直次郎のイベントが開催
10月21日(月)、23日(水)には星を観た侍、片岡直次郎のイベントも開催。同氏は、天文学、暦学、文学、歴史学など多くの分野に才能を発揮し、特に天文学では天才と称されていた。
自宅近くで星の位置を読み取る渾天(こんてん)儀などを独学で制作し、天体観測を続け、天文学を発展させた。
21日(月)にはゆかりの地ハイキング(事前申込制)、23日(水)にはおはなし会が開催される。
星空観望会など見どころ満載なイベントが目白押し
10月26日(土)は、「四国カルスト 猪伏の大トチ散策トレッキング」を開催(受付終了)。
ほかにも10月20日(日)~27日(日)、「写真展・特別映像」、「天文台見学」、「星空観望会」が毎日開催される。
なお、10月20日(日)限定で、無料シャトルバスが運行する。
各イベントの申し込み方法や詳細を知りたい人は、「つのフェス2024」特設サイトをチェックしてみて。
つのフェス2024特設サイト:https://tsunofes.com
(佐藤 ひより)