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【千葉県東金市】障がい・アート・大学の融合で生まれる展覧会「アール・ブリュット展」3回目が開催!

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11月5日(火)~10日(日)10:00~16:00、城西国際大学 水田美術館にて、生活クラブ風の村としては3回目となるアール・ブリュット展を開催。今回も、生活クラブ風の村、いろだま、城西国際大学の3者共同で主催をする。

障害や病気の垣根を越えた5事業所の作品が展示


生活クラブ風の村では、6年前からいろだま代表であり美術家のこまちだたまおさんの支援を得て、障がい児者の事業所や保育園で絵画や彫塑などの活動を行なってきた。

こまちだたまおさんは「めぐりゆく」をテーマに、年齢や障がい、病気や境遇の垣根を越えて、アートと人との関わりにおける更なる可能性を追求している。

幼保育園、特別支援学校、障がい福祉事業所、児童養護施設、商業施設など、各地でアートを通じた学び・表現の機会を作るワークショップ活動を続けている。


2021年には発表の場として、千葉県にある佐倉市立美術館のギャラリーを借り、障がい児者の事業所である「あかとんぼ飯野(放課後等デイサービス)」「重心通所さくら(重症心身障がい児者通所支援)」「とんぼ舎さくら(生活介護)」の3事業所がアール・ブリュット展を行った。

昨年はこれら2事業所に「重心通所なりた(重症心身障がい児者通所支援)」「スペースぴあ茂原(就労継続支援B型)」も加わり、今年もこの5事業所の作品が展示される。

域学共創プロジェクトとして城西国際大学が参加


城西国際大学では、2022年度より全学部共通科目として、「域学共創プロジェクト」という学生が地域住民と協働し、地域に沈潜する価値の発掘や課題の解決に取り組むプロジェクトが行なわれている。

城西国際大学と生活クラブ風の村は、かねてから看護各部、福祉総合学部の実習や授業を通して連携してきた。

こうした関わりを通して、「地域で暮らす障がいのある人々が、地域と『つながる』機会に乏しい」という課題に対し、域学共創プロジェクトの中でもアール・ブリュット展に取り組むことになった。

不思議な魅力であふれる「アール・ブリュット」の作品


アール・ブリュットとは、フランス語で「生の芸術」という意味があり、1900年代前半に根付いていた西洋美術の価値観や論理に縛られず、自発的・個性的な創意による芸術や、純粋に自己の楽しみで制作した作品のことを表している。

「加工されていない芸術」「伝統や流行に左右されず、作者自身の内側から湧き上がる衝動のままに表現した芸術」など、様々な言葉で定義されている。

出品する利用者、つまり表現者の作品にも、自由な表現、創造性、個性がつまっており、心の動きが反映された不思議な魅力であふれている。

同イベントの作品点数は約61点、参加人数は約76名、作品の形態は絵画作品、木工作品、陶芸作品など。

芸術に興味がある人は、アール・ブリュット展を訪れよう。

■アール・ブリュット展
日時:11月5日(火)~10日(日)10:00~16:00
会場:城西国際大学 水田美術館
住所:千葉県東金市求名1番地・図書館棟1階

城西国際大学 水田美術館展覧会情報ページ:https://www.jiu.ac.jp/museum/exhibition.html

※11月9日(土)~10(日)は城西国際大学の大学祭を開催。大学祭開催中の来場は、原則公共交通機関を利用しよう。

(佐藤 ひより)

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