ミュージアムピックは、アーツカウンシルみやざき協力のもと「令和6年度 宮崎県ひなたの文化活動推進事業」として、「宮崎県内全域博物館マップサイト」をスタートした。
なお、「博物館」というカテゴリには、総合博物館や科学博物館だけではなく、美術館や歴史博物館、水族館や動物園、植物園、動植物園、野外博物館も含まれている。
コンテンツ紹介
「宮崎県内全域博物館マップサイト」では、12月時点で宮崎県内の博物館約70施設の情報を掲載。居住エリアの博物館はもちろん、県内の離れた場所の博物館情報も確認できる。
また、それぞれの施設で働く学芸員をゲストに招き、施設の魅力などを尋ねるポッドキャスト番組の配信や、特集コンテンツも掲載。
さらに、同事業期間中の情報に限られるが、2025年3月までの一部施設における企画展や特別展、ワークショップなどの情報も発信している。
12月13日(金)時点では、「延岡城・内藤記念博物館」での特別展「ギョギョッとサカナ☆スター」展や、「宮崎科学技術館」でのキッズウィーク「キッズアワー」などの情報を掲載中だ。
取り組みの背景と目的
博物館によっては、コロナ禍の影響から来場者の回復が進む一方、運営予算の縮小や施設維持費の高騰といった課題に直面しているケースがあるそう。
その中で、従来の企画展や特別展を中心とした集客にプラスして、「施設そのもののファンを増やす」という新たな視点に向け、「宮崎県内全域博物館マップサイト」が公開された。
同プロジェクトでは、イベントや対談、インタビューなど地域とのオフラインネットワークを強化。また、ポッドキャスト番組などを活用したオンラインでの情報発信を通じて、県内外からの施設への来場者増加を目指している。
ミュージアムピックは、「宮崎県内全域博物館マップサイト」を通じ、宮崎県内全域の博物館を対象とした情報発信とネットワーク構築を進めることで、博物館へのアクセスを気軽で楽しみなものに変えていく方針だ。
また、県内各市町村の観光機会創出にもつなげ、文化施設を巡る目的と併せた新たな観光ルートとして、同サイトが活用されることにも期待しているという。同社は、宮崎県の博物館が未来の答えを見つける場所として、多くの人々にとって「お気に入りの場所」になるよう取り組んでいく考えだ。
「宮崎県内全域博物館マップサイト」を参考に、気になる博物館へ足を運んでみては。
宮崎県内全域博物館マップサイト:https://museumpick.com/docs/miyazaki_map
(Higuchi)