Harima Creativeは、12月10日(火)~31日(火)の期間、兵庫県加西市の中心部に市の魅力発信拠点を作るためのガバメントクラウドファンディングを実施している。
プロジェクト企画の背景
2023年5月に加西市に設立された地域商社Harima Creativeは、スタッフが関東から移住し、加西市を中心に播磨地域の地域創生に取り組んでいる。
また、加西市のふるさと納税サポート業務を担当しており、その経験から、加西市には農産物、日本酒、スイーツショップ、モノづくりなど、市外へ自慢できる魅力がたくさんあることを知ったという。
加西市は年々人口が減少しており、消滅可能性都市と認定されている。スタッフは市民との会話から、どこか加西という街に自信、プライドが無いように感じていたそう。そしてこれが、人口流出の原因になってしまっているのではないかと考えた。
Harima Creativeは、市内中心部の人や車の通りが非常に多い場所に拠点を構えている。その拠点のガレージ「Kasai Garage」を改修し活用することで、地域に魅力を発信して魅力に気づいてもらい、市民のシビックプライドの形成につなげていければと、今回のプロジェクトを企画した。
街の人々から期待される場所を目指して
「Kasai Garage」の改修は、加西市内で建築士の資格を有する人にデザインを依頼し、施工や壁紙張りなどもすでに加西市内でつながりのある人々の協力を得ており、チーム加西で作り上げる予定だという。
改修が完了したら、まずは季節の農産物の直売を展開。特に、これまで加西市の農業を支えてきた農産物の販売スペースとして展開し、購入する際に生産者の想いに触れてもらうことで、生産者のファンを創出し、存在を知ってもらうきっかけを提供できればと考えている。
その後、週末やイベント時などにスイーツ店の出張出店を行うなど、市の中心地という立地を活かした展開をしていく予定だ。
Harima Creativeは、「Kasai Garage」が街の人々から期待される場所になることを目指し、今後も様々な活動を通じて地域が自ら稼げる仕組みを作り、「自立自走可能な地域創生」の実現をサポートすることで、播磨地域を盛り上げていくという。
また2025年は、「Kasai Garage」での出店者数年間10店舗、来場者数500名を目標に掲げており、事業者、商品のファン創出、ひいては加西市民のシビックプライドの形成につなげるとしている。
クラウドファンディング概要
ガバメントクラウドファンディングは、地域のプロジェクトから寄附先を選ぶクラウドファンディング型のふるさと納税。地域の課題や取り組みをプロジェクトとして掲載しており、より具体的な使い道を選んでふるさと納税を行うことができる。
今回、Harima Creativeは、加西市のふるさと納税の資金使途としてガバメントクラウドファンディングを活用できる「かさい・ふるさとしごと創出支援事業―Kasai-Innovation(カサイ-イノベーション)」に採択されている。
同事業に採択されると、加西市のふるさと納税の資金使途としてプロジェクトが選択可能になる。そして集まった寄附金の一部が、補助金の形でプロジェクト実施者に渡り、プロジェクトの推進をサポートされるという仕組みだ。
目標金額は100万円で、「Kasai Garage」整備のための費用の一部を募集中。初日で12%、1週間で目標を達成しており、12月31日(火)までのプロジェクトで、さらなる施設の充実を目指している。
担当者のコメント
Harima Creative担当者は、以下のようにコメントしている。
「私は23年5月に東京から加西市に引っ越してきました。加西市での生活は不安が多かったですが、ふるさと納税を通じて出会った事業者様、市役所職員の皆様のおかげで、今では仕事の面だけでなく、プライベートでも加西市に来てよかったと感じております。ふるさと納税を通じて、商品の魅力や事業者様の想い、街への想いを聞き、加西市に対する想いも大きくなっております。
そんな加西市に、加西市の皆様に少しでも貢献できるよう、このKasai Garage(カサイガレージ)を含めて、ふるさと納税事業、市内のイベントなど、加西市を盛り上げていくために、加西市の皆様とともに取り組んでいきたいと思っております。」
加西市の魅力を発信する拠点作りのためのプロジェクトを応援してみては。
ふるさとチョイスGCF:https://www.furusato-tax.jp/gcf/?header
プロジェクト名:【KasaiGarage(カサイガレージ)】ふるさと納税を通じて感じた「美味い!すごい!」加西市の魅力発信拠点を加西市中心部に作りたい!
(yukari)