岡山県奈義町こころの健康づくり実行委員会は、地域のメンタルヘルス向上を目指し、「第1回 奈義町こころの健康づくりフォーラム」を、2025年2月9日(日)に、奈義町文化センター大ホールで開催する。

町をあげて「メンタルヘルス」について考える

「第1回 奈義町こころの健康づくりフォーラム」は、岡山県奈義町が2022年度から力を入れてきた「地域自殺対策強化事業」の取り組み内容を共有し、町をあげて「メンタルヘルス」について考えるために開催される。

地域医療に取り組む医師の講演や、奈義町の町長と医師の特別対談など、「誰も自殺に追い込まれることのない社会」を目指すために何ができるのかを、一緒に考える機会となる。

「地域自殺対策強化事業」について

「地域自殺対策強化事業」は、各都道府県や市町村が、自殺対策を強化する取り組みを支援し、「誰も自殺に追い込まれることのない社会」を目指すための事業。

相談、人材養成、普及啓発、地域ネットワークの強化などを通じて、自殺予防の取り組みを地域の特性に合わせて後押しする。

奈義町では、2022年度から日本原病院と協力して「地域自殺対策強化事業」に力をいれ、地域の人々のメンタルヘルス向上と、誰もが助け合うやさしい街づくりを目指して活動している。同フォーラムも、その活動の一環として実施される。

ステージイベント

同フォーラムでは、奈義・湯郷・津山ファミリークリニック所長の松下明氏を講師に招き、記念講演「世代を超えたまちづくり～地域全体でメンタルヘルスに取り組む～」を実施。奈義町で地域医療に携わる松下氏が、多世代交流によるメンタルヘルス支援の可能性を語る。

また、奈義町町長の奥正親氏と医師の松下氏による、特別対談「誰もが自殺に追い込まれることのないまちづくり」では、行政と医療の視点から、誰もが自殺に追い込まれることのないまちづくりについて対談を行う。

さらに、奈義町と日本原病院が2022年度から取り組んできた、「地域自殺対策強化事業」の内容についての報告が行われる。

地域全体で取り組んでいる、メンタルヘルスの支援やゲートキーパー養成講座などの、自殺予防のための取り組み内容について知ることができる。

作品の展示や表彰、参加型イベントも

同フォーラムでは、「大切な命」をテーマに募集した小中学生のポスター・標語や、地域の人々から募集した、声かけのきっかけとして使えるLINEスタンプの図案が全て展示される。また、表彰式では、これらの作品の中から優秀作品を発表。地域の未来を担う子どもたちや、地域の人々のメッセージにも注目してみよう。

さらに、展示・参加型イベントとして、「奈義町がこんな街になってほしい！」という想いを葉っぱ型の紙に書いて貼り付け、みんなで奈義町の木を完成させるイベントを行う。子どもから大人まで、世代を超えたアイデアを集め、より素敵な街づくりの道しるべとなるシンボルツリーを完成させよう。

加えて、「おすすめ図書コーナー」を設置。公認心理師や総合診療医がおすすめする図書を紹介する。

フォーラム概要

同フォーラムの開催日時は、2025年2月9日(日)の13:20～14:50、開場は13:00。参加は事前予約制で、予約は申込フォームにて受け付けている。奈義町民以外の人の参加も歓迎だという。

「第1回 奈義町こころの健康づくりフォーラム」に参加して、地域全体で支え合い、誰もが自殺に追い込まれることのないまちづくりについて考えてみては。

■奈義町文化センター大ホール
住所：岡山県勝田郡奈義町豊沢327-1

申込フォーム：https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdPD4BTL6z8EtJZCbQ3Za13pmdr6Ie7eVFdSqEHU7zuTRKyaQ/viewform

(yukari)