武生公会堂記念館で、1月31日(金)~3月9日(日)の期間、企画展「源氏絵と浮世絵」が開催される。
前期は1月31日(金)~2月16日(日)、後期は2月18日(火)~3月9日(日)だ。
「源氏絵と浮世絵」について
越前市にゆかりを持つ紫式部が書いた『源氏物語』。江戸時代の人々にも彼女が書いた『源氏物語』は広く知られていたという。そして、大衆メディアとして庶民に愛された浮世絵においても、「紫式部」や『源氏物語』の世界を絵画化した作品、源氏物語から発想を得た作品が生み出された。
越前和紙の産地である越前五箇に生まれ、幕末から明治にかけて江戸で活躍した版元、辻岡屋文助も『源氏物語』に関連した作品を手がけている。
「源氏絵と浮世絵」では、江戸時代の庶民たちが紫式部や『源氏物語』をどうみていたかを、浮世絵に描かれた紫式部、『源氏物語』や『源氏物語』から派生した作品などから紹介する。
なお、入館料は一般300円、団体(30人以上)210円、高校生以下、障がいのある人とその介助者1人は無料だ。
浮世絵をテーマに作成した作品10点を紹介
また、関連イベントとして、ミニ企画展「現代の源氏絵と浮世絵」と、浮世絵のワークショップ「摺り実演、摺り体験」、「ギャラリートーク」を開催。
ミニ企画展「現代の源氏絵と浮世絵」は、企画展開催同様、1月31日(金)~3月9日(日)の期間、展示室3で開催。
現代の作家5人が、今回の展覧会のために描き下ろした『源氏物語』、浮世絵をテーマに作成した作品10点を紹介。従来のリトグラフやシルクスクリーン版画以上の耐光保存性と色彩の表現に優れた「浮世絵 ジークレー版画」や、現代の版元についても紹介する。入館料は、無料だ。
浮世絵のワークショップやギャラリートークも実施
浮世絵のワークショップ「摺り実演、摺り体験」は、3月1日(土)・2日(日)、市生涯学習センターeホールで開催。両日、午前の部午前10時~、午後の部午後1時半~の1日2回行われ、各回2時間程度だ。
東京の浮世絵制作に携わる摺師の職人による浮世絵のワークショップで、摺師の実演見学+摺り体験を行う。講師は、江戸木版画摺師で、無形文化財選定保存技術の技術保持者の鉄井裕和氏だ。
定員は、各回10人の計40人。参加費は、材料代として1,000円かかる。下記の申し込みフォーム、もしくは武生公会堂記念館に電話で申し込もう。電話番号は下記の詳細ページで確認を。
また、「ギャラリートーク」は、2月1日(土)、3月9日(日)に行われる。各回ともに午後2時から1時間程度。料金は、無料だが別途入館料がかかる。
「源氏絵と浮世絵」に足を運び、『源氏物語』への理解を深めてみては。
■源氏絵と浮世絵
期間:1月31日(金)~3月9日(日)
場所:武生公会堂記念館
住所:福井県越前市蓬莱町8-8
営業時間:午前10時から午後6時まで(最終入館は午後5時半)
定休日:毎週月曜日(休日を除く)、休日の翌日(土曜日・日曜日・休日は除く)、年末年始(12月28日~1月4日)、展示替えまたは整理の日
詳細:https://www.city.echizen.lg.jp/office/090/030/ukiyoe.html
浮世絵のワークショップ「摺り実演、摺り体験」申し込みフォーム:https://shinsei.e-fukui.lg.jp/SksJuminWeb/EntryForm?id=YEwA1Sb6
(ソルトピーチ)