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【福岡県宗像市】芸術家フェルナンド・コーマ氏の作品展、鎮国寺で開催!新たな試みの梵字アートも


福岡県宗像市にある「鎮国寺」にて、4月17日(木)~20日(日)の期間、スペイン・カタルーニャ出身の芸術家、フェルナンド・コーマ氏の作品展が開催される。入場は無料だ。

会場では、独自の技法と感性が融合した唯一無二の作品を展示。宇宙や自然、調和をテーマにした「オーム」シリーズや、同氏の新たな試みとなる「梵字アート」が特別な空間を彩る。

フェルナンド・コーマ氏が描き出す「未開封の美」


フェルナンド・コーマ氏は、手漉き紙やシーリングワックスを駆使し、立体感と色彩が織りなす唯一無二の作品を生み出す芸術家。その独自の技法は、「未開封の美」として国内外で高く評価されている。


同氏は、1996年に初来日し、2000年から2019年まで福岡県朝倉市の三箇山にて制作活動を行う。現在は、スペイン・エルイエロ島に拠点を移し、シーリングワックスと日本文化を融合させたアートを創造している。



コーマ氏の作品には、約500年前のスペイン王国で公式文書の封印に使われていた「シーリングワックス」が使用されている。この手法は手作業で1枚1枚仕上げられるため、世界にひとつしかない唯一無二のアート作品となる。


同展では、作品を通じて「調和」と「創造の旅」というテーマを追求。「エルイエロ島(スペイン)」と「宗像(日本)」が海でつながっているというロマンに満ちた視点も加え、異文化交流の象徴としてのアートを展開する。


シーリングワックスによる立体的な質感、鮮やかな色彩、そして「未開封の美」が生み出すクリエイティブな世界観が、同展の見どころのひとつだ。


なお、エルイエロ島のアトリエで製作された作品は、日本初公開となる。

新たな試み「梵字アート」

不動明王(カーン):強い意志と守護のエネルギーを持つ。「厳しさの中にある慈悲」

同展では、コーマ氏の新たな試みである「梵字アート」を特集。梵字は、仏の名前を一文字で表す神聖な文字であり、不動明王・観音菩薩・大日如来など、それぞれの仏の象徴を意味している。

勢至菩薩(サク):知恵・決断・未来を切り開く力

これらの梵字が、コーマ氏独自の立体技法と鮮やかな色彩によって、新たな芸術として生まれ変わる。

静寂と荘厳が満ちる「鎮国寺」

展示会場である「鎮国寺」は、弘法大師・空海が開いたと伝えられる真言宗の古刹であり、宗像大社との深いつながりをもつ霊験あらたかな地だ。

コーマ氏が描くのは、自然や精神性、そして「未開封の美」をテーマにした作品群。その中でも、日本の仏教文化と響き合う「梵字アート」は、まさに鎮国寺という聖地と共鳴する創造だ。静寂と荘厳が満ちる鎮国寺で、伝統と革新、祈りと創造が出会い、深い感動を呼び起こす。

エルイエロ島の自然やスペインの文化、そして日本の伝統が織り交ざる作品展に足を運んでみては。

■フェルナンド・コーマ展
期間:4月17日(木)〜20日(日)
時間:10:00~17:00(最終日は16:00閉場)
会場:別格本山 屏風山 鎮國寺
住所:福岡県宗像市吉田966

鎮國寺HP:https://www.chinkokuji.or.jp

(Higuchi)

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