te to baは、4月29日(火・祝)、長崎県五島列島の福江島、富江町にて、「てとば美術館」をグランドオープンする。オープニング展示として、4月29日(火・祝)~5月31日(土)の期間、現代アーティスト・中村菜都子氏による個展「島の記憶 Memoir of the Islands」が開催される。
「てとば美術館」について
「てとば美術館」の出発点は、「五島の記憶を、アートで記録する」。
港町・富江の海風にさらされながら静かに息づいてきた建物を再生し、写真館や書道教室だった記憶とともに、新たな時間が流れはじめる。
目に見えないものに光をあてること。暮らしの中で忘れられていく風景や文化を、アートの力でそっとすくいあげ、未来へ渡す。この地に根ざし、風景とともに歳を重ねていく「生きた美術館」を目指している。
歴史や風土に触れる作品を展示
オープニング展示として開催される中村菜都子氏の個展「島の記憶 Memoir of the Islands」では、歴史や風土に触れる作品群を通じて、「五島という場所にアートがあることの意味」をあらためて問いかける。

中村菜都子氏 版画作品「オネオンデ」
現代美術家の中村菜都子氏は、東京在住。長崎の潜伏キリシタンの文化や歴史に惹かれ、祖母の郷里である長崎への旅を重ねながら、記憶と信仰をテーマに制作を行っている。

2022/11 祈りの旅 旧出津救助院(外海/長崎)
素材や技法にとらわれず、祈りの痕跡や時間の蓄積を織り込むような表現で、静謐な世界を描く。
近年の主な展示は、「うみをわたる」(063FACTORY/2024年)、「Travelers」(MAHO KUBOTA GALLERY/2019年)ほか。会期中には、トークイベントやワークショップも開催予定。詳細は、「てとば美術館」公式Instagramにて順次発信される。
オープニング展示のオリジナルグッズを販売
「島の記憶 Memoir of the Islands」では、限定デザインTシャツ(全2種類)や、
トートバック(全1種類)などの、美術館での体験を持ち帰るようなオリジナルアイテムも販売される。
te to baの活動について
te to baは、五島列島の富江町を拠点に、「風景と暮らしに寄り添う場づくり」を軸に活動。「住み続けられる島を作る」を理念としている。カフェ「te to ba」、ゲストハウス「ta bi to」、そして「五島ウェディング」のプロデュース事業を展開している。
福江島を訪れて、島の魅力とともに「てとば美術館」でアートを堪能してみては。
■てとば美術館
住所:長崎県五島市富江町富江335-1
開館時間:10:00~17:00(最終入館 16:30)
休館日:5月6日(火)まで無休、それ以降は不定休
入館料:一般 1,000円、島民・高校生以下 500円、小学生未満 無料
詳細:https://www.tetoba.net/museum
Instagram:@tetoba_museum
(yukari)