
過去の猪名川花火大会の様子
兵庫県川西市では、川西市と池田市をまたぐ猪名川の夜空を彩る猪名川花火大会について、熱中症対策等の観点から、「8月」から「11月」へ変更し実施する。また、打上時間等も変更する予定だ。
猪名川花火大会、隔年11月開催へ。猛暑避け安全重視
毎年8月、猪名川河川敷にて、兵庫県川西市、大阪府池田市、猪名川花火大会開催委員会の3者共催である猪名川花火大会を実施している。令和6年度は約4,000発が打ち上げられ、会場には、川西側5万2千人・池田側11万人の約16万2千人が来場した。
一方、花火大会開催に要する経費は、安全対策の強化などにより年々増加し、令和6年度予算はコロナ禍以前と比較し、約2倍以上となり、物価高騰の影響などもあり、令和7年度の開催を見送ることとし、猪名川花火大会は隔年開催へ移行した。
令和8年度の、第77回猪名川花火大会に向けて調整を進めるなかで、昨今の気候変動の状況を踏まえ、8月に実施することは熱中症対策や安全面からリスクが高いと判断し、令和8年度は11月7日(土)に実施することを「兵庫県川西市」「大阪府池田市」「猪名川花火大会開催委員会」の3者合議のもと決定した。
今後の猪名川花火大会の開催予定は、令和8年度の「第77回猪名川花火大会」が上記の通り令和8年11月7日(土)開催。令和9年度は実施なし。令和10年度の「第78回猪名川花火大会」令和10年11月開催予定。令和11年度は実施なしとなっている。
川西市長「秋開催で安全に」打ち上げ時間も前倒し
日照時間の兼ね合いから、打上時間を「19時30分」から「18時00分」、終了時間を「20時10分」から「18時30分」に変更することで、花火大会終了後に、阪急川西能勢口駅や阪急池田駅周辺での商業施設等の活性化にも資すると見込んでいるという。
川西市長は今回の開催日時変更について、「従来の開催時期である夏場は熱中症のリスクが高まることから、市民の皆様の安全を第一に考え、今後は涼しい秋の時期に開催することを決定しました。新しい形の花火大会にご期待いただきたいと思います」とコメントしている。
秋の澄んだ夜空に咲く大輪の華を、ゆったりと味わってみては。
◾️池田市公式サイト
https://www.city.ikeda.osaka.jp/soshiki/siminseikatsu/citypro/event/18901.html
(suzuki)