
東京都中央区晴海の公共施設「はるみらい」の1階にある「多世代交流スタジオ」で、2026年1月7日(水)に、日本の伝統芸能「狂言」を体験できる子ども向けワークショップが開かれる。
観て・触れて、狂言の世界をまるごと体験!
同ワークショップではまず、狂言『盆山』を目の前で鑑賞する。百聞は一見に如かず……狂言とは何かを肌で感じられそうだ。
鑑賞後は、狂言のセリフや動き(所作)を真似してみたり、衣装(装束)や道具を見たりと、よりリアルに狂言の世界に触れられる。
その後、みんなで挑戦できる「狂言たいそう」も楽しそうだ。
案内役は野村万蔵家3兄弟
狂言の世界を案内してくださるのは、能楽師狂言方の若手ホープである野村万之丞(のむら まんのじょう)さんと野村拳之介(のむら けんのすけ)さん、野村眞之介(のむら しんのすけ)さんの野村万蔵家3兄弟だ。
野村万之丞さんは、3歳の時『靱猿』にて初舞台を踏み、これまで東京を中心に数多くの舞台を務め、海外公演にも多数参加してきた。
2023年より、若者への古典芸能普及のため、2人の弟と「ふらっと狂言会」を企画し、年2回の東京での自主公演のほか、地方公演も実施している。
なお、万之丞さんの父は九世野村万蔵さん、祖父は人間国宝・日本藝術院長の初世野村萬さんだ。
地域交流が生まれる場所「はるみらい」
「はるみらい」は、2023年12月17日にオープンした地域交流センター。さまざまな世代が利用できる施設だ。
今回のワークショップの会場になるのは、1階「多世代交流スタジオ」。小上がり、畳、縁側があり、多世代で落ち着けるスペースとなっている。
同じフロアに、50名程度が入ることができる憩いのスペース「地域活動スタジオ」を完備。2階には「集会室1~5」「料理スタジオ1・2」「学習スタジオ」「レストラン」、3階には「トレーニングスタジオ」「音楽スタジオ」「工作スタジオ」「キッズスペース」などがある。
屋上には、人工芝を敷いた「屋上運動スタジオ」「屋上キッズスタジオ」、プランター菜園「野菜スタジオ」、手ぶらで楽しむことができる「BBQスペース」を用意している。
今回のワークショップは、音楽活動を通じて地域社会に貢献する、「NPO法人トリトン・アーツ・ネットワーク」との連携で開催される。子どもたちをはじめ、幅広い年齢層が芸術文化に親しめる催しを、鋭意企画しているとのこと。まちの魅力に出会える場として、はるみらいのイベントをチェックしてみては。
■ワークショップ概要
【日本の伝統文化「狂言」を体験してみよう】
開催日:2026年1月7日(水)
時間:14:00~15:30
場所:多世代交流スタジオ(はるみらい1F)
住所:東京都中央区晴海5丁目2-3
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樋口千穂(ひぐちちほ)
東京都中央区在住のライター。月島散策が好きで、もんじゃだけではない「もんじゃストリート」の魅力の虜。