
土佐べるは、高知県本山町の清流・汗見川のほとりに、1日1組限定の貸切宿「一軒宿あせみ」を4月にオープン。
開業に先駆け、3月20日(金)には、地域関係者やメディア関係者に向け内覧会も開催される。
放置されていた空き家をリノベーション
高知県本山町は、四国山地の真ん中にある人口3,000人の小さな町。
ピーク時の人口からは1/3ほどとなったそうで、多くの空き家が管理されないまま放置され社会問題化している。

土佐べる 代表社員 村上友菜さん
土佐べるは、関東からの移住者2名が2023年に空き家を活かし、新しい暮らしの可能性を広げるために起業。
「まずは地域の魅力を知ってもらうため、観光という入り口から訪れてほしい」という思いから、空き家を活かしたリノベーションを行い、簡易宿所(民泊)として営業している。

「一軒宿あせみ」は、もともとは25年間放置されていた空き家だった。
茂った庭木に埋もれ、持ち主にも連絡がつかず地域で悩みの種となっていたそう。

誰も手を付けられなかった物件だったが、一方で、清流・汗見川のほとりにあるという最高の立地でもある。
土佐べるは持ち主を探し出し、1年以上かけて残置物の片づけからリノベーションまでを実行した。
外国人ボランティアの手を借りて

ボランティア滞在を受け入れ、主に外国人の旅行者が土佐べる所有のシェアハウスに滞在しながら一緒に働き、地域の空き家をDIYでリノベーション。
今回のリノベーション工事も、「自分たちでできることは自分でやる」と心がけながら空き家を再生させたという。

1年で44人ものボランティアが滞在。フランス、ドイツ、アメリカ、アルゼンチンなど、様々な国からやってきて地域行事にも参加している。

短い人でも2週間、長い人では2か月の間、この地域で暮らしながら人々と交流し、また次の目的地へと旅立っていく。

彼らは、この地をすぐに去るのではなく、暮らすように滞在しながら地域経済にも貢献している。

滞在者の中には、アートを生業とする人もみられ、

彼らが「一軒宿あせみ」のブロック塀に壁画を描いている。

この場所は、地域の人がくつろぐカフェスペースとして利用する予定とのこと。
地域の悩みの種が魅力伝える宿に
今回の取り組みでは、長年使われずに眠っていた空き家を、自らのDIY作業と多くのボランティアの協力によって再生させた。

専門業者による施工に加え、清掃、解体、塗装、整備などを手作業で行い、地域の力で一軒の家が蘇る。
こうして地域の悩みの種であった空き家物件が、地域の魅力を伝える宿へと生まれ変わった。
「一軒宿あせみ」紹介

「一軒宿あせみ」の最大の魅力は、宿のすぐ横に残る、地域で古くから使われてきた石造りの階段だ。階段を降りると、視界いっぱいに川面が広がる、プライベート感ある風景が広がる。
朝は澄んだ空気の中で水音に耳を澄ませ、昼は川遊びや読書、夕暮れは流れる光を眺めながらゆっくりと過ごす。そんな「自然のリズムに戻る時間」を満喫できるだろう。

室内には、川を見下ろせる窓際にカウンターテーブルを設置。地元の職人が手作りした机と椅子で、ゆったりと流れる川面を眺めながら、PC作業や食事、語らいの時間を楽しめる。
夏には、子どもたちが川遊びをする姿を眺めながら、ゆっくりと室内でくつろげる。

「一軒宿あせみ」の定員は6名(ベッド2・布団4)だ。2台のセミダブルベッドを基本に、3名以降は畳の小上がりスペースにマットレスを用意。
家族旅行やグループ滞在はもちろん、自然の中で集中したいワーケーションにも適している。

ランドリースペースには洗濯乾燥機もあり、長期滞在でも快適に過ごせる。浴室はシャワーのみのシンプルなつくりになっている。
清流沿いの自然豊かな環境でありながら、車で数分圏内にスーパー、コンビニ、ドラッグストア等が揃っており、長期滞在にも便利。「山奥の静けさ」と「暮らしの利便性」を両立するロケーションは、民泊利用が初めてという人でも安心して滞在できる。
空き家が新たな宿へ生まれ変わった、清流をのぞむ「一軒宿あせみ」に滞在してみては。
■一軒宿あせみ
所在地:高知県長岡郡本山町吉野426
設備:IHコンロ・無線LAN・洗濯乾燥機・シャワールーム(浴槽なし)ほか
予約ページ:https://www.booking.com/Share-7FIZT3
公式Instagram:https://www.instagram.com/rioasemi/
(さえきそうすけ)