
長野県白馬村・小谷村・野沢温泉村などのスキー場で導入されている、ふるさと納税を活用したリフト券サービス「さとリフト」。日本初(※)のリアルタイム発券モデルを活用して、地域と次世代スキーヤーの育成を支える取り組み「さとリフト応援アスリート」が始動した。
ふるさと納税を活用した三方良しの「さとリフト」
ふるさと納税リフト券「さとリフト」は、ふるさと納税の寄付受付とリフト券発行システムを連動させた特許取得済みの仕組み(特許第7430439号)を活用したものである。スキーヤー・スノーボーダーなどのスキー場利用者が、スマートフォンを使って寄付を完了することで、ふるさと納税制度の活用により実質2,000円の自己負担でリフト券を受け取れて、すぐに滑り出せる。
「さとリフト」はスキー場に着いてから寄付をしても、その場でリフト券を受け取って当日利用が可能。また、スマートフォンで約3分で手続きが完結し、現地でチケット購入の列に並ぶことなく、そのままゲレンデへ向かえるため、朝の貴重な時間をロスなく使うことができる。また、スキー場により異なるがチャージにも対応しており、ハクバ・カード、野沢温泉ホワイトカードなどの繰り返し使うリフト券カードを持っている場合は、リフト券カードにチャージして、そのままリフトに乗ることも可能だ。
さらに、利用者だけでなく、スキー場にとっては割引に頼らない定価販売の維持や販売オペレーションの効率化などにつながり、自治体にとっても、財源を確保しやすく、次世代のアスリートが育つ地域での政策推進を図れるという「三方良し」の仕組みになっている。
加えて、「さとリフト」は、地域のスキー文化を支える取り組みも行っており、その一つが、白馬村スキークラブ、野沢温泉スキークラブの少年少女への支援だ。
スキー競技の世界ではオリンピックや世界大会、全国大会を目指す少年少女が大きな資金課題を抱えている現状がある。遠征費、用具、コーチ費用など、競技を続けるための費用は、ジュニア選手の場合でも年間数十万円から数百万円の費用がかかることもあるという。こうした課題を受けて、「さとリフト」は次世代スキーヤーの育成を支える仕組みを提供している。
「さとリフト」をアスリートや指導者も応援
今回始動する「さとリフト応援アスリート」は、スキー・スノーボード競技者や指導者とともに雪山文化を広げていく取り組みである。「日本の雪山文化を次の世代に繋いでいく」という思いに共感し、ともに発信してくれるアスリートとともに取り組みを進めていく方針だ。

白馬八方尾根スキースクールの太谷祐介校長は「世界が注目する日本の豊かな雪資源を、一人でも多くの方に感じていただきたいと願っています。ぜひ白馬に足を運んでいただき、この仕組みを利用して一緒に滑りましょう!(一部抜粋)」とコメントを寄せた。

スキークロス日本代表の笹岡蒼空選手は「チケット購入の行列を減らすことはスキーヤーだけでなく、スキー場スタッフの負担軽減にもつながります。また寄付という形で地域やスキー文化を支える仕組みにもとても共感しています。(一部抜粋)」とコメント。

ナショナルデモンストレーターの丸山淳也選手も「白馬村は世界に誇れるスキーリゾートです。僕自身、この雪山で育ちました。物価上昇などでスキーを取り巻く環境が変わる中、日本人スキーヤーがもう少し気軽に雪山を楽しめる方法があればと感じていました。「さとリフト」はその一つの選択肢です(一部抜粋)』と述べている。
雪山を楽しむ行動が地域や次世代の支援につながる。スキーやスノーボードを楽しみながら、地域や次世代の支援につながる「さとリフト」を、この機会に活用してみては。
■さとリフト概要
利用可能エリア:長野県白馬村、小谷村、野沢温泉村
公式HP:https://satolift.jp
※2025年11月、運営会社のわさびや調べ。2025年12月19日配信、野沢温泉マウンテンリゾート観光局のリリースより。地域通貨や引換バウチャーの発行、リフト券販売窓口でのリフト券との交換を伴わない方式において国内初。
(山崎正和)