株式会社フィールフロウ、リアルタイム意見可視化SaaS「Discussion Board」を正式公開

Discussion Board プレスリリース キービジュアル。リアルタイム意見可視化SaaSの概要と実画面イメージをまとめています。
会議や研修の場で、最後まで発言しなかった参加者の意見は、本当に「ない」のか。株式会社フィールフロウ(東京都渋谷区、代表取締役 服部 淳)は2026年5月14日、QRコードで匿名参加できるリアルタイム意見可視化SaaS「Discussion Board(ディスカッションボード)」を正式公開しました。匿名投稿とAIによるグループ化・要約を組み合わせ、声の大きさに左右されず全員の意見を意思決定の材料にできる状態を目指します。
サービスサイト: board.feelflow.net
「公平な会議」はなぜ難しいのか
組織やチームのパフォーマンスを左右する要因として、近年「心理的安全性(psychological safety)」が世界的に注目されています。ハーバード・ビジネス・スクールの Amy C. Edmondson 教授は1999年の論文で、心理的安全性を「このチームは対人リスクを取れる安全な場である」とメンバー間で共有された信念と定義しました。この信念があるチームほど、メンバーは質問・指摘・異論といった発言を行いやすくなり、結果として学習行動とパフォーマンスが高まることが示されています。
Google が2012年から社内チームを対象に実施した大規模調査「Project Aristotle」でも、180を超えるチームを分析した結果、高パフォーマンスチームを支える要因の筆頭として心理的安全性が挙げられました。
しかし実際の会議や研修の現場では、声の大きい参加者に議論が偏ったり、内向的な参加者やマイノリティの本音が表に出ないまま意思決定が進んだりすることが起こります。発言しなかった参加者の意見は、議事録にも、後の意思決定にも残りません。
Discussion Board は、この「発言しないまま埋もれる本音」をテクノロジーで救い上げ、議論と意思決定のプロセスに戻すために設計されたプロダクトです。
匿名×AI が解く三つの構造課題
Discussion Board は、会議・研修・イベントが抱える次の三つの構造課題に対し、QRコード匿名参加・リアルタイム可視化・AI 構造化を組み合わせて解決を図ります。
- 発言の偏り: 声の大きい参加者やヒエラルキー上位者に議論が引っ張られ、他の参加者の意見が場に乗らない
- 沈黙の中の埋没: 発言されなかった意見は議事録に残らず、後から意思決定をレビューしても「考慮されなかった声」として記録に上がらない
- 集計の遅さ: 紙やホワイトボードでの意見収集はその場で議論に使える形にまとまらず、整理は会議後・研修後に持ち越される
Discussion Board では、参加者がスマートフォンでQRコードを読み取り、アプリのインストール不要で匿名のまま投稿できます。集まったフリーテキスト回答は AI が自動でグループ化・分類・要約し、論点や意見の分布をその場でファシリテーターと参加者の双方が確認できる状態に変換します。
投稿マップ表示(AI 処理前)
匿名で寄せられた意見が、付箋のようにホワイトボード上に並びます。誰が書いたかは分かりませんが、声の数と分布が可視化されます。
AI による分類グループ化後
同じデータを AI が論点ごとにグループ化します。短時間で「論点の塊」と「少数意見」が見える状態となり、その場の議論の材料として使えます。
想定利用シーン: 人事・組織開発・教育現場の場面から見る
Discussion Board は、次のような「発言量と意見の質が一致しない」場面での活用を想定しています。
- 経営層しか発言しないキックオフ会議: 役員・部長クラスが議論を主導し、現場メンバーの懸念が共有されないまま方針が決まる場面で、全員から匿名で論点を集める
- 研修で挙手しない受講生: 「質問はありませんか?」に手が挙がらず、理解度や本音が把握できないまま終わる研修で、QRコードでその場の疑問・反対意見を回収する
- 形骸化した組織サーベイ: 年1回の従業員サーベイでは出てこない「いま、ここ」の本音を、会議の冒頭5分で軽量に収集する
- ハラスメント・心理的安全性に関する1on1の手前: いきなり個別面談ではハードルが高い領域で、まずは匿名で全員の認識を可視化し、論点が見えてから個別対応に進む
[表: https://prtimes.jp/data/corp/182058/table/2_1_80a443942a74473e393d0f5d4362fde2.jpg?v=202605140545 ]
今後の展望
フィールフロウは Discussion Board を、自社が開発する SaaS プロダクト群の中核の一つとして位置づけています。今後は、FeelFlow ID Platform との連携によるシングルサインオン・他 SaaS プロダクトとのデータ接続、会議後レポート機能の強化、教育・人材開発領域への展開を進め、「会議や研修の場で得られた声」を「次のアクション」に接続できるプロダクトへと改善を続けてまいります。
関連リンク
Discussion Board(サービス本体): https://board.feelflow.net
Discussion Board サービス紹介ページ: https://feelflow.net/products/discussion-board
本件に関するお問い合わせ: https://feelflow.net/contact?category=discussion-board
株式会社フィールフロウについて
株式会社フィールフロウは、「AIを使う壁をなくし、共存できる社会へ」をビジョンに掲げ、AI技術開発・コンサルティングを行っています。
商号: 株式会社フィールフロウ(Feel Flow Inc.)
代表者: 代表取締役 服部 淳
設立: 2025年4月
所在地: 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティW22階
事業内容: AI技術開発・コンサルティング
法人番号: 3011001168888
コーポレートサイト: https://feelflow.co.jp/
プロダクトサイト: https://feelflow.net
本件に関するお問い合わせ
株式会社フィールフロウ
お問い合わせフォーム: https://feelflow.net/contact

AI による分類グループ化後。同じデータを AI が論点ごとにグループ化し、「論点の塊」と少数意見を把握できる状態にします。